ジャニーズ、『最終手段』か

藤島ジュリー景子社長が性加害騒動について謝罪動画を配信し、テレビ各局や大手新聞社も一斉に報じたが、「週刊文春」(文藝春秋)は続報として、ジャニーズ事務所のスタッフまでも性加害に遭っていたと報じたことで、問題は拡大しているという。
「NHK以外の民放テレビ局は、各局の幹部が会合を開き、横並びで性加害騒動の放送を開始したそうです。あわせて、テレビ局と資本関係にある大手新聞社も一斉にジャニーズ事務所の問題を報じ始めた。ただ、テレビも新聞もこれまで性加害騒動を無視してきていただけに、Twitterを中心にメディア不信が広がっています」(週刊誌記者)
広告に依存していないNHKを除いては、ぬるい報道を続けていた大手メディア。
「4月に発表されていたとおり、日本テレビでは今夏の『24時間テレビ』において、メインパーソナリティーをジャニーズのなにわ男子が務める。また、TBSで目黒蓮が主演するドラマ『トリリオンゲーム』をはじめ、各局も夏ドラマなどの情報を解禁し出すところで、このままジャニーズ事務所がバッシングされている状況はよろしくないでしょう。
一方、ジュリー氏はプライドが高く、そうそう頭を下げるような人間ではない。その彼女が、社長としてはじめてメディアに露出し、顔出しで謝罪したことには驚きを隠せませんでした。今回のジュリー氏の謝罪は、CMスポンサーへの対応の部分もありますが、本音ではやはりファンに向けてアピールしたかったようです」(週刊誌記者)
ジュリー氏が謝罪しなければいけなかった背景には、ジャニーズ事務所が抱えるファンクラブ(FC)会員を退会させないためだと言われているといい、週刊誌記者は
「現在、ジャニーズ事務所の売上においてもっとも利益があるのがFCビジネスです。活動休止中の嵐ですら、300万人近い会員がいるといわれており、さらに5月22日に3人が脱退するKing & Princeも100万人を越えた。SnowManや関ジャニ∞、SixTONESなどを合わせれば1000万人以上の会員から年会費を徴収していますから、そういったファンが愛想を尽かして脱退することを恐れているのでしょう」
と話す。
また、ジュリー氏が動かざるを得なくなったのは、今回の性加害騒動について、ファンの有志団体が性加害の検証を求める署名を集めたのがきっかけであり、民放関係者は
「このままだとファンを“軽視”していると捉えられ、FC脱退を呼びかける運動などが起きることを危険視した。騒動が起きてから、ファンクラブの脱退者が増えたという話も聞こえてきます。特に嵐とキンプリに関しては余計に、Twitterなどでこのまま会員でいる意味があるのかと疑問を呈するファンも大勢いる。そういったファンをどうにか納得させ、引き留めるためにも、ジュリー氏は最終手段として顔出し謝罪を行ったようです。実際、熱心な一部ファンからは、ジュリー氏も謝罪したのだから早く幕引きしてほしいとTwitterなどでの呼びかけもある」
と語っているとのこと。
いつの間にか、性加害はなかったことになるのも時間の問題なのか?と「日刊サイゾー 」が報じている。
編集者:いまトピ編集部