和田アキ子、涙「言葉がない」

一家心中を図ったと見られる歌舞伎役者・市川猿之助の事件に、歌手の和田アキ子が21日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)でコメント。目に涙を浮かべ、声を震わせながら悲痛な胸の内を語った。
猿之助は一家心中を図ったと見られ、両親の死亡が確認されたのち、自身も入院し意識障害が続いていた。19日には退院し、捜査に対しては「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と語っていることが明かされている。
番組がこうした経緯などをパネルで紹介すると、和田は猿之助と両親に「お会いしたことはないんですけど」と告白。面識がないために「軽はずみなことは言えないですけど…」としながらも、「『死んで生まれ変わろう』っていうね」と動機に触れた。
和田は続けて、「こういうのって、昔々に、父親が借金をいっぱい作って、子供にご飯も食べさせられないっていうんで、よく『生まれ変わったら裕福に生まれよう』ってのは聞いたことありますけど、この時代に『死んで生まれ変わろう』って家族で話したっていうのも胸が痛いですよね」とコメント。
さらに、胸を抑えるような仕草をしながら「猿之助さんもそうですけど、家族もどういう思いで話されたのかって考えると…」「胸が痛い」「なんだかつらい」などと悲痛そうに続けていった。
和田はその後も、「ご両親がお亡くなりになって、何も言えないですけど…」「『死んで生まれ変わろう』って家族で話し合ったって、それを思うだけで今にも泣きそ…胸が痛いというか」と胸中を語る。
その声は徐々に震えていくようだったが、「各々どんな思いで…つらいことがあったからそんな話し合いになったと思うんですよ」「それは、私らがいくら言ってもわからんこともある」などとさらに言葉を紡いでいった。
そして、「なんでそこまでなったかっていう…残念ですよ」「生きてらして良かった。本当に」と語ると、目に手をやって涙を拭うような仕草を見せる。
その後も同様の仕草をしながら「でも、つらいよね。これからも。事情聴取とか受けるからね」などと語り、最後はより神妙な表情で「なんていうか、なんか…言葉がないですね」「ご両親には…本当に…心からお悔やみ申し上げます」とカメラに頭を下げた。としらべぇは報じた。
編集者:いまトピ編集部