2023/1/31 10:32
55年の歴史に幕を下ろす…「最後の日」が迫る「本当に残念」

本日31日、東京・渋谷の東急百貨店本店が閉店する。ネット上では、「渋谷のシンボル」がなくなることを惜しむ声も…。
閉店前日、同店に足を運んだところ、驚くべき光景を目の当たりにして…。
東急百貨店本店は1967年に開店。渋谷駅から徒歩3分の場所にあるが、にぎやかな駅前とは対照的に落ち着いた雰囲気。
ゆっくりと買い物、食事ができることから一躍人気に。駅に直結した関東初のターミナルデパート「東急百貨店東横店」と共に渋谷のシンボルと称され、多くの人に愛された。
だが、渋谷駅周辺の再開発に伴って「東横店」は閉店し、「本店」も施設の老朽化が進んでいることなどから1月31日をもって55年の歴史にピリオドを打つことに。跡地には、地上36階地下4階の複合施設ができる予定だ。
「最後の日」が迫る中、本店はどうなっていたのだろうか。前日の30日、現地に足を運んだ。店外には「1月31日をもって営業を終了します」という大きな看板と共に、「GRAND FINAL SALE」と閉店セールを告知する看板も掲示されている。
平日の昼間にも関わらず、多くの人が来店していた。客層は60~70代の人が多い印象だ。
中に入ると、至るところで閉店セールが行われている。婦人服売り場で買い物をしていた70代の女性客に話を聞いた。
「娘の服や靴をよく買いに来ていました。大人になった娘もよく利用していて、親子で買い物に来ることも多かったです。20年以上通った場所なので、なくなってしまうのは本当に残念です」(70代の女性客)。
最終日となる今日は、記者が訪れた時以上に多くの来店客が予想される。来店を考えている人は気を付けて足を運んでほしい。としらべぇは報じた。
編集者:いまトピ編集部