2022/12/9 22:02

『徹子の部屋』最後の出演、先輩である中村雅俊と…「俳優がバラエティ番組に出演する土壌を作った一人」

花束

今回のコラムのテーマは、2022年に亡くなったエンターテイナーである。俳優がバラエティ番組に出演することに最近はあまり違和感がなくなっただろう。渡辺徹さんは、山田邦子司会の番組『いきなりフライデーナイト』(1986年4月~1989年9月)にアシスタントとして出演、当初は苦手だったトーク力を身につけた。今、大泉洋が司会と俳優として、どっちも活躍する土壌を作った一人である。『徹子の部屋』の最後の出演(2022年9月23日)になった時には文学座の先輩である中村雅俊と一緒に出た。文学座は新人時代の渡辺徹さんを第2の中村雅俊として売りたかったそうだ。
中村雅俊は文学座を1985年に退団したが、渡辺徹は終生文学座所属だった。
中村雅俊路線から外れたのは丁度80年代後半で、バラエティ番組のサブ司会として大物の女性司会者を支える重要な役割を果たすようになる。TVドラマでの主役は若手時代に留まった。
大河ドラマでは6回出演して一番大きかった役は『徳川慶喜』の西郷隆盛である。
渡辺徹さんは、最後の出演となった『青天を衝け』の攘夷派商人・梅田慎之助に決まったときの発表記者会見の席で名言を残した。
「大河ドラマは2001年『北条時宗』以来、20年ぶりになります。
我々世代にとっては、歌で言えば『紅白歌合戦』のようなもので、久しぶりの出演がとても楽しみです。」
と、いまトピが報じた。

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編集者:いまトピ編集部