『タッチ』『キテレツ大百科』レジェンド声優、異常な状況を告白「バンバン使い潰して体壊させて次」

『タッチ』の上杉達也や『キテレツ大百科』のトンガリを代表作に持つレジェンド声優・三ツ矢雄二が、現在の声優界の不健全性を指摘し、話題を呼んでいる。
三ツ矢は11月23日生配信の『アベプラ』(ABEMA)に、メンタル不調での活動休止者が続出する声優界を考えるゲストとして登場した。
まず「今みたいに全ての声優さんが歌を出し、踊り、芝居もして…みたいなことは、僕たちの時はなかった」と語ると、「『声で芝居をする職業』という部分が二の次、三の次になってる」「オーディションすると、『あなたはグラビアに出られますか?』『歌を歌えますか?』と聞かれる。それができない人はキャスティングされないことも」などと現状を分析。
そして、こうした不適切な現状について、三ツ矢は「声優ブームが一旦収まることが必要」「聖子ちゃんや明菜ちゃんのアイドルブームは一度去った。同じように、アニメ・声優ブームも落ちつくか去っていかないと、やはり新しいシステムは成り立たない」と持論を展開する。
「1回これをチャラにして、『声優は裏方で芝居をする。そのキャラクターを生かしていく仕事なんだよ』という根本に、使う側も戻ってもらいたい」と訴えかけた。
この指摘に、ネット上には
《出演したキャラのイメージを崩さないために顔出しNGにしてる声優さんは職人だわ》
《声優なんて使い捨ての道具だ バンバン使い潰して体壊させて次を消費していこう》
《これはホント思う 声優をアイドル化すんなよ》
《いまやライブ活動のほうが収入いいだろ 声だけで食っていける声優が何人いるんだよ そりゃライブに人呼んでグッズ買わせたほうが声優は儲かるよ》
など賛否が。昨今の明らかに異常な声優ブームに、一石を投じることになったとまいじつは報じた。
編集者:いまトピ編集部