『笑ってはいけない』打ち切りか…

日本テレビが、大みそかに7時間半の生放送『笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人』を放送すると発表した。
メインMCは東野幸治とナインティナイン。「昭和チーム」は出川哲朗とフットボールアワーの後藤輝基、「平成・令和チーム」はかまいたちがキャプテンを務め、ネタバトルを繰り広げる。
「この発表後、他局では歓声が上がった。これまでの日テレは、大みそかに『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』を放送し、11年連続で民放1位を獲得していましたからね。それが、昨年は急遽『笑って年越したい!笑う大晦日』に変更され、視聴率が10ポイント以上も下がるほど大コケ。そのため、今年は『笑ってはいけない』を復活させるのではないかと警戒されていたのです」(スポーツ紙記者)
『笑う大晦日』の視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、結果的にテレビ朝日系が放送した『ザワつく!大晦日一茂良純ちさ子の会』に首位を譲る形になった。
『笑ってはいけない』が、BPO(放送倫理・番組向上機構)の「痛みを伴うことを笑いにするバラエティー番組を審議対象とする」とした方針に恐れをなし、放送見送りとなったのは周知の事実。しかし、『笑う大晦日』が大惨敗しただけに、日テレは今年もギリギリまで『笑ってはいけない』の復活を模索していたという。
「日テレは、吉本興業に対して罰ゲームの〝ケツバット〟などを痛くないものに変更する代替案を出したようです。しかし、内容をゆるくしてまで放送することに、ダウンタウンの松本人志が首を縦に振らなかった。ギリギリまで議論を重ねたが、結局、また中途半端な番組を放送することに。昨年よりは制作期間があるとはいえ、今年も視聴率はかなり厳しいものになりそうです」(同・記者)
視聴率が毎回15%を超えていた「おばけ番組」を終わらせたくない日テレの思惑とは裏腹に、松本同様、吉本興業も難色を示していたとされる。
さすがの日テレも、『笑ってはいけない』に見切りをつけるようだ。
「毎年、ギリギリまで松本さんや吉本さんと交渉し、結果的に時間切れになって〝やっつけ番組〟を放送するわけにはいかない。今年の交渉決裂をもって、『笑ってはいけない』シリーズは終了の方向で話が固まりつつあるようです。来年以降は、早い段階からしっかりとしたプロジェクトチームを作って、新たな大みそかの特番を作る方針だと聞いています」(同・スタッフ)と週刊実話は報じた。
編集者:いまトピ編集部