体を太らせる「デブ菌」を減らし、ダイエットに働く「ヤセ菌」を増やす食生活のコツを紹介。
太りやすい人のお腹には「デブ菌」が多い!?
食べ過ぎてないのに太る、食事の量を減らしてもヤセない…。
そんなあなたは腸の中の「デブ菌」が多いのかも。
腸内細菌の“ファーミキューテス門”は、体を太らせる「デブ菌」。
一方、“バクテロイデーテス門”はダイエットに働く「ヤセ菌」。
太りやすい人は、腸内に「デブ菌」が多くなっている可能性があるのだそう。
では、「デブ菌」が多くなってしまうのはなぜなのでしょうか?
一番の原因は食生活。「デブ菌」が多い人は、食べる時間が遅かったり、3食しっかり食べていなかったり、食生活に問題があることが多いよう。
腸内細菌のバランスがあなたの体型を決める!
「デブ菌」を減らして「ヤセ菌」を増やすには、“腸のゴールデンタイム”に向けて食生活を整えること。
人間の体は眠ると、臓器も一緒にお休み状態に。しかし、腸だけはバリバリ活動しています。
それは「副交感神経」が働くリラックス状態でこそ、動く臓器だから。
そのため、副交感神経にシフトする午前0時以降を“腸のゴールデンタイム”といいます。
この時間の腸の働きが「デブ菌」と「ヤセ菌」のバランスを左右することに。
また、腸のゴールデンタイムに向けて食生活を整えることは、よい眠りにもつながります。
すると、脂肪を燃やす成長ホルモンも分泌され、体にとってヤセる条件が次々出現する“ヤセドミノ”が起こるように!
腸内環境は日々変化します。食べ方を少し変えるだけで、理想の体型になれますよ。
腸内の「ヤセ菌」を増やすコツ
○就寝3時間前から胃腸も寝る準備を
食べ物が消化されずに眠ってしまうと、老廃物や毒素が腸内に滞り、デブ菌の住みやすい環境に。
食べ物の消化にかかる時間は3時間ほど。つまり、腸のゴールデンタイムまでに消化を終わらせるには、午後9時までに夕食を済ませて。
軽く空腹を感じる程度で眠りにつけば、ヤセ菌が住みやすくなります。
○夜食は“ドロドロ食”で消化を早送り
夕食がどうしても遅くなる…。そんなときは“ドロドロ食”がおすすめ。
お豆腐やヨーグルトなど、食感がやわらかいものは、消化時間が短くなります。
また、サラダはヘルシーだから夜遅くてもOKと思われがちですが、食物繊維が多い野菜は消化に時間がかかります。
菜はポタージュにするのがおススメです。
○抜くのは絶対NG! 朝食は腸の目覚まし
朝、目が覚めて、夜に眠くなるのは「体内時計」の働きによるもの。
これには、朝の光で刺激される「脳の“中枢時計”」と、朝食を食べることで動き出す「臓器の“末梢時計”」があります。
夕食から10時間以上あけた後に朝食を食べると、末梢時計がリセット。
すると腸のリズムが整い、ヤセ菌が住みやすくなります。
執筆/監修:株式会社からだにいいこと