疲れた時やイライラした時、甘いものを欲していませんか? もしかしたら、砂糖依存症かもしれません。すぐ、セルフチェックを試してみて。
無性にスイーツが食べたくなるのは砂糖中毒?砂糖依存症度チェック

小腹満たしのお菓子が気づかぬうちに習慣に

仕事や家事で疲れた時、ストックしておいたお菓子を食べるなんてことよくありますよね。

小腹が空いた時に活躍する甘いもの。毎日食べる習慣になっている人は、砂糖中毒に要注意です。

また「お菓子は食べないから」という人も人ごとではありません。

昨今、スーパーやコンビニで販売されているたくさんの商品には、いわゆるスイーツでなくても砂糖が使われています。

パン、スープ、調味料、清涼飲料水などがそれ。パンは、いわゆる菓子パンでなく、サンドイッチなどの食事系パンにも原料に砂糖が使われているのです。

砂糖中毒の弊害は、糖尿病のほか、うつ病、骨粗しょう症、冷え性、老化を促進させる糖化など多数。

下の「砂糖依存症度チェック」で、2つ以上当てはまる人は、砂糖依存症になっている可能性があります。

<砂糖依存症度チェック>

・ 食後に甘いものを食べないと落ち着かない
・ 疲れやストレスを感じると甘いものが欲しくなる
・ 年々、甘いものを食べる量が増えてきている
・ 炭酸飲料やジュースが好き
・ 甘いものがないとぼーっとする
・ お腹が空いてないのに何か食べたくなる
・ 食事の代わりの甘いものを食べる時がある
・ 甘いものを食べ出すと止まらない
・ コーヒーや紅茶に砂糖が必須

コカインよりも強力な砂糖の中毒性

では、砂糖をとると体の中でどのようなことが起こるのでしょうか。

甘いものをとると、血糖値が上昇します。特に、白砂糖は糖の中でも分子が小さいので、血糖値を急上昇させます。

すると、血糖値を一定に保とうと、膵臓から血糖値を下げる作用のある「インスリン」という物質を分泌します。

このインスリンが血糖値を急降下させると、今度は体内が「低血糖」の状態に。すると、脳はエネルギー不足と勘違いし、「甘いものを摂取しろ!」という指令を出します。

この繰り返しで、砂糖をずっと欲するようになってしまうのです。

また、砂糖依存になる大きな原因といわれているのが、砂糖をとると脳内の神経伝達物質の「ドーパミン」などが分泌されること。

ドーパミンは、脳機能を活性化させ、快楽とともに、意欲も作りだす物質です。昨今では、ドーパミンは依存にも関わっていることがわかっています。

コカインなどの覚せい剤やモルヒネなどの麻薬のように依存性を持つ物質も、ドーパミンを分泌させる作用が。

なんと、ラットを使ってコカインとサッカリン(砂糖の4,500倍の甘みを持つ人工甘味料)の中毒度を比べた実験では、甘いものの中毒の方がコカイン中毒よりも強いということがわかりました。

この実験では、中毒になるとともに、どんどん量を増して欲することも判明したのです。

こういった砂糖依存を予防するには、少しずつ自分の食生活から砂糖の摂取量を減らしていくことが必要です。

清涼飲料水やソーダ、ジュースといった飲み物を、お茶に変える、お菓子のストックをしないなどといったことを実践していきましょう。

砂糖をいきなり断つのは難しいので、甘いものが欲しいときは、フルーツやさつまいもなど、自然の甘みのものを少量とるように心がけて。

食事では、甘いものの摂取で不足しがちな、ビタミンやミネラルを積極的にとりましょう。

知らずにとっている砂糖もあることを意識して、砂糖の摂取を少しずつ減らしていくことが大切です。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと