ストレスは心身を蝕むやっかいなもの。溜め込み過ぎると老化も加速させてしまいます。
ストレスで老けるのは、コルチゾールが不足するから
ストレスが老化を招く背景には、「コルチゾール」というホルモンの働きが大きく関わっています。
コルチゾールは、副腎という腎臓のすぐ上に位置する、直径5cmほどの小さな臓器から分泌されるホルモンです。
このホルモンは、体の炎症の火消し役を任されています。
老化とは、有害物質などにより体内で炎症が起こり、細胞が衰えること。コルチゾールは、この炎症を消すことで、老化防止の働きをします。
しかし、加齢で有害物質が溜まったり、ストレスが多いと副腎は働き過ぎの状態に。
その結果、コルチゾールは枯れてしまい、老化が進行するのです。
老化を進行させないためには、コルチゾールを枯らさないことが重要です。
ストレスを減らすだけでなく、水分をたっぷりとって腸を整え、デトックス力を高めましょう。
コルチゾールがしっかり作用すれば、肌や臓器の炎症が抑えられます。
肌の衰え防止、疲れにくい体になる、脳の機能が保たれる、病気になりにくいなどの作用があります。
老化を進ませる「避けたい食品」とは
ストレスを溜めず、趣味に没頭したりして、ストレス解消の時間を持つことが老化防止に役立ちます。
また、コルチゾールは、食事内容によっても大量に分泌されたり消費されたりします。
コルチゾールを枯らさないためにも、下記で取り上げる食品は、出来るだけ避けるようにしてください。
<老化を進ませる食べ物>
・加工品
食品添加物が大量に含まれるため、体内の解毒を滞らせるので炎症が起こります。
・乳製品
牛乳や乳製品の「カゼイン」は、腸の炎症を起こしやすいので食べ過ぎに注意。
・コーヒー
カフェインにはコルチゾールを分泌させる作用がありますが、それは一時的なもの。
その後、副腎の疲労が一気に出るので、飲む回数を減らすか薄めにしてください。
・甘いもの
スイーツは食べると血糖値を急上昇させます。これを調整するためにコルチゾールが大量に分泌されます。
老化をストップ! ストレスに負けない体になるために
老化をストップさせるコルチゾールの働きをサポートする食品や、有害物質の排出力を高める食品をご紹介します。
コルチゾールの働きを助けるのは、ビタミンD。ビタミンDを含む魚やきのこを積極的に食べましょう。
味噌や納豆などの発酵食品は、腸内環境を整えて、有害物質を排出する力を高めてくれます。
また、夕食を早めに済ませ、寝る前には消化が終わっている状態にしておくと、コルチゾールの節約につながって、さらに効果が期待できます。
執筆/監修:株式会社からだにいいこと