スマホを操作している時は唾液の分泌が減るため口の中が乾燥して口臭の元に。
スマホの長時間使用で口臭悪化!? スマホ口臭を予防する3つのコツ

スマホを長時間使うと口臭の元に

スマホに夢中になっている時、なんとなく口の中に違和感があると感じることはありませんか?

口臭専門クリニック中城歯科医院院長の中城基雄先生によると、最近、そうしたスマホが原因の口臭相談が増えているとか。

これは「気のせい」ではなく、実際、スマホを長時間使うと、口臭がきつくなることがあるのです。

スマホが口臭の原因になるのは、唾液が減るため。

唾液が減って口の中が乾くと、ニオイを発生する雑菌が繁殖しやすくなるのです。

スマホの画面を見る時はうつむきがちになりますが、この姿勢が続くと、舌やアゴの下にある「唾液腺」が圧迫されて唾液の分泌が減少。

また、SNSやゲームなどに夢中になると、無意識のうちに体が緊張状態になるため、交感神経が優位になり唾液の分泌が抑えられ、口の中が乾燥します。

さらに、スマホをしている間は無表情・無言で過ごすことになるため、口の周りにある「口輪筋」を動かさないことも、唾液が減る原因になります。

自分の口臭にはなかなか気づかない

気づいていたら対策もできますが、自分のニオイには気づかないことがあるのがコワいところです。

人間をはじめ、動物というのは自分のニオイに鈍感にできているのだそう。

その理由は、自分のニオイをずっと意識していたら、外敵やエサのニオイに気づけず、生き延びることができないから。

そのため、スマホ口臭に限らず、周囲が気づくような強い口臭でも、本人は気づかないことが多いのです。

スマホやタブレットをよく利用する、LINEやSNSをこまめにチェックする、人と話をする機会が少ないという人は、スマホ口臭になっている可能性アリと考えてよいでしょう。

「背伸び」「カチカチ体操」「ヌルヌル食品」で予防

とはいっても、スマホはもはや生活の一部。使う時間を減らすことは難しいもの。

そんな人は、“天然の消臭剤”唾液を分泌させるテクで予防しましょう。

●アゴを上げて「背伸び」
アゴを上げるだけでも唾液腺が開いて唾液が分泌されます。さらにそのまま腕を上げて「う~ん」と伸びをしましょう。

体の緊張がほぐれて副交感神経が優位になり、唾液がさらに出るように。

スマホを使う時は、30分に1回は行うとよいでしょう。

●歯の「カチカチ体操」
口を左右に大きく開き、口角を上げて上下の歯を「カチカチ」と音がするぐらいの強さで打ち合わせます。

口の周りの筋肉が動くことで唾液腺が刺激され、唾液がたくさん出て、口の中がうるおいます。

●「ヌルヌル食品」をとる
唾液にはムチンというヌルヌルした糖タンパクが含まれています。

このムチンは納豆や山芋、なめこ、めかぶ、もずく、オクラなどの食品にも豊富。

普段からこうしたヌルヌル食品をとると、口の中のうるおいがアップします。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと