人と何かをシェアするのが苦手……。そんな“プチ潔癖症”の人が特に気になる、洋式トイレやつり革の清潔度について調べました。
洋式トイレやつり革って本当に不潔なの?

日本には潔癖症の人が多い?

電車やバスの中にゴミがなく、公共のトイレもキレイに保たれている日本。コンビニやドラッグストアには、抗菌グッズがたくさん販売されています。

プチ潔癖症という人も増えていて、なかには図書館やレンタルDVDショップなど、人と何かをシェアするのが苦手という人まで。

今回は、プチ潔癖症の人が気になる、「洋式トイレやつり革が本当に不潔なのか」について調べました。

日本の洋式トイレは手のひらより雑菌が少ない!?

まずは、洋式トイレの雑菌についてのリサーチから。

微生物学者のジェイソン・テトロ氏によると、トイレの便座の上には1cm2に200個の菌がいるそう。ちなみに、その個数がどの程度かは、次の数字と比べてみるとわかりやすくなります。

体の中でも雑菌が多い口の中は「よく歯を磨けている人の口」で、1000億~2000億個の雑菌があるそう。そして、たくさんの人の手に触れる紙幣には、1枚につき2万6000もの細菌が付着しているとか。

不潔かどうかは、細菌の種類にもよるので、数だけで単純比較はできませんが、菌の数からすると洋式トイレの便座の細菌数は驚くほどの数ではなさそう。

また、便座の細菌数の研究結果はアメリカのものなので、世界一キレイとも言われる日本のトイレなら、もっと雑菌が少ないのでは。

日本を代表するトイレメーカーTOTOは、自治体を対象にしたセミナーで「洋式の便座は手のひらよりも雑菌が少ない」と説明しているそう。

常に、掃除が行き届いている日本の公共トイレは、やはり不潔とは言い切れません。

プラスチック製や抗菌のつり革は菌が繁殖しにくい

プチ潔癖症の人が、触りたくない場所としてよくあがる電車のつり革についても調べてみました。

そもそも、プラスチック製のものは、菌が繁殖しやすい材質ではないため、神経質になる必要はないのだそう。

しかも昨今では、大勢の人が触る電車のつり革やシート、手すりなどには抗菌の文字が記載されています。抗菌とは、より菌が繁殖しにくい素材を使っているということ。

例えば、手汗がつり革についていて、うっかりその後につり革を触ったとしても、多数の菌がうつるということは考えにくく、その後に石けんで手を洗うか、除菌シートで手をふけば十分。

まずは、キチンと手洗いを!

なお手を洗う時は、手を水で濡らした後に、石けんをしっかり泡立てて、指、指の間、手首、爪の間などをすみずみまでよく洗い、流水でしっかり流して、清潔なハンカチやペーパータオルでふきましょう。

すぐにでも手をきれいにしたいという人は、携帯用の除菌ジェルなどを携帯して使えばOKです。過剰に気にすると逆にストレスになるので、公共の場所は意外にキレイと覚えておいて。

(出典:Everything You Never Wanted to Know About Public Toilets
Ecological Succession and Viability of Human-Associated Microbiota on Restroom Surfaces

執筆/監修:株式会社からだにいいこと