体がだるい、疲れやすいと感じたら「夏バテかな」と思いますよね。

でも、その症状、軽度の脱水症の前段階にあたる「かくれ脱水」かもしれません!
その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

二日酔いや夏バテもかくれ脱水のひとつ

体内の水分量は、成人で60%ほどにもなるといいます。つまり体の半分以上は、水分ということ。

それが、気温の高いところにいたり、激しい運動をして汗を大量にかいたりすると、水分量が低下。

すると、脱水症が起こります。

一般的に、体液の3~5%を失うと、めまいやたちくらみ、口の渇きなどの症状に。

さらに6~9%で頭痛や悪心など、10%以上を失うと、意識障害が起こるとされています。

脱水症は進行するまで症状がでにくいのが特徴です。

特に、お年寄りは体液も50%ほどに減少しており、脱水症になりやすいのです。

そこで、提唱された言葉が「かくれ脱水」。

軽度の脱水症よりも前の段階のことを表した言葉です。

この段階では、脱水症になりかけているのに、本人は気づいていないことがほとんど。

実は、二日酔いや夏バテも「かくれ脱水」のひとつなのです。

下記に、かくれ脱水のサインをご紹介します。

<自分では気づきにくい「かくれ脱水」のサイン>

○だるい、疲れやすい、眠い

夏バテとよく似た、だるさ、疲労、眠気に襲われたりします。これも、かくれ脱水のサイン。

体液が減少することにより、体が疲れやすくなっているため、こういった症状があらわれると考えられます。

○ふらつく

体の水分が減少すると、血流が悪くなるために、たちくらみやふらつきが起こることが。

○足がつる

体内の塩やミネラルなどが減少すると、筋肉が痙攣しやすくなります。

そのため足がつりやすくなることに。

○尿の量が少ない、のどが渇く

夏バテは自律神経の乱れによっても起こりますが、これと、かくれ脱水を区別しやすい症状がこちら。

上記の症状に加えて、尿量の減少が見られたり、のどの渇きを感じたら、かくれ脱水を疑って。

放置すると熱中症になる恐れも

かくれ脱水は、夏バテの症状と似ているため、自己判断がつきにくいもの。

放置しておくと、脱水症になるだけでなく、熱中症にもなりやすくなります。

なんとなくいつもと体の調子が違うと感じたら、まずかくれ脱水を疑いましょう。

経口補水液を飲んで、体の水分を補給し症状が改善すれば、かくれ脱水です。

水分補給にはスポーツドリンクを飲むのもよいですが、脱水症の場合は治療飲料である経口補水液を。

経口補水液は、塩分と糖分をバランスよく配合した飲み物で、体に吸収されやすくなっています。

スポーツドリンクは、電解質濃度が低く、糖質が多め。運動の後には適していますが、脱水症の改善には経口補水液の方が適しています。

また、ふだんから規則正しい生活を心がけ、暑くて食欲がないからといって食事を抜かないこと。

1日で体に入る水分は約2500ml。そのうち、食べ物から1000mlの水分を摂取しているとされます。

食事以外で必要な水分補給として、2時間ごとにコップ1杯の水分をとりましょう。

なお、アルコールやカフェイン入りのお茶は、利尿作用で逆に体の水分を排出してしまうので注意を。

万全の体調管理で、暑い夏を乗り切りましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと