都会の喧騒を離れて、大自然で過ごすアウトドア。でも、ふだん出会わない虫もいるので注意を。
アウトドアで注意すべき虫|こんな症状がでたら病院へ!刺された時の対処法

刺されたり噛まれたりした時の対処法

アウトドアは大自然を満喫できる一方、都会ではあまり見ることのない虫もたくさんいます。

昨今では、外来種の虫も多く生息し、より注意が必要になってきました。

そこで危険な虫とその症状、対処法をまとめました。

<症状別・刺された時の対処法>

○ ヒアリ

ニュースでもよく取り上げられているヒアリは、南米原産のもの。

赤茶色の体で、体長は2.5~6mm、お尻に毒針を持つのが特徴。

2017年に国内で発見されて以来、貨物船のコンテナが出入りするところで見られています。

(症状)
毒針に刺されると激しい痛みがあります。

患部を冷やし、虫刺され用の薬を塗っておけば1~2週間で治ります。

ただし、過去にハチに刺されてハチ毒のアレルギーがある人は、ヒアリの毒でも反応を起こす可能性が。

30分ほど様子を見て、呼吸が苦しい、気分が悪いなどの症状がある場合は、すぐに病院へ。

○ アブ・ブヨ

ミツバチやハエによく似ている虫。

きれいな川や渓流の近くに多く生息します。

(症状)
ハリで刺すのではなく、皮膚を噛み切るので痛みがあります。

噛まれたら、きれいな水で流すか、消毒液があれば、消毒を。

患部を押して、虫から注入された液体を出すと症状が軽くなりますが、無理にしなくても大丈夫。

症状が長引く場合は、皮膚科を受診しましょう。

○ マダニ

草むらにいるダニがマダニ。

動物の血を吸って生きているので、マダニに噛まれると、まれに感染症を起こすことがあります。

予防のためには、森や草むらに入る時、長袖、長ズボンを着用すること。

(症状)
マダニが噛んでいる時、無理に引きはがすと皮膚内にマダニの体の一部が残る場合が。

無理に引きはがさず、医療機関を頼るのがベター。

○ スズメバチ

黄色と黒の体をした大きなスズメバチ。

特に夏場は巣が大きくなることもあり、攻撃性が高まっています。

黒などの濃い色の服や、整髪料や香水などに反応することがわかっているので、アウトドアへ行く時は避けて。

(症状)
刺されてしまったら、毒が体にまわるのを防ぐために、患部の根元(手の場合は腕、足の場合は足の付け根など)をタオルや手ぬぐいで縛りましょう。

患部を冷やしながら、呼吸困難などの症状がないか確認を。

苦しそうだったり、意識が朦朧としていたら、ただちに救急車を呼んで。

○ トビズムカデ

日本では最大級のムカデといわれており、8cmくらいから大きいもので20cmくらいのものも。

雑木林などに生息しており、夜間エサを求めて民家やテントに入ってくる場合もあるので注意を。

(症状)
噛まれると毒が皮膚に入り激痛に襲われます。

患部を冷やして経過観察を。

まれに激しい反応が出る場合もあります。その場合は、すぐ病院へ。

アウトドアでは、「気づいた時には刺されていた」と何の虫に襲われたかわからない場合も。

山奥に入る場合は、長袖と長ズボンを着用し、虫除けスプレーや消毒液を準備しておきましょう。

患部が赤く腫れてしまった場合は、冷やすことで応急処置ができます。

症状がひかない場合は、近くの診療所や病院をすみやかに受診しましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと