社会生活を送る上で欠かせない人間関係。誰しも一人は嫌いな相手がいるのでは?

そんな嫌いな人の取り扱い方をご紹介します。
これができたら一流人間?嫌いな人の取り扱いが楽になる3つの思考法

あなたが嫌いな人は「自分を映す鏡」

職場、親戚、近所づき合い、学校など、どこの環境でも人づき合いは必須。そしてどこにでも、嫌いな人、苦手な人はいるものです。

世界の心理学の三代巨頭とされている、アドラーによると、人のすべての悩みは「対人関係」からきていると考えられるのだそう。

アドラー心理学とは、アルフレッド・アドラーというオーストリア出身の精神科医がはじめ、その後継者が広めた心理学。『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本は、ベストセラーにもなりました。

さて、人が人を嫌いになるのは、どのような理由があるのでしょうか。嫌いな人を思い浮かべた時、下記のようなことが当てはまるのではないですか?

・ 考えが合わない
・ 価値観を押しつけてくる
・ 威圧的な態度で接してくる
・ 自己主張が強すぎる
・ 相手も自分のことを嫌いだと思う

アドラー心理学では、嫌いな人は「自分を映す鏡」と表現されています。相手の何が嫌いなのか見極めることで、自分自身の嫌いな部分が浮き彫りになるというのです。

この自分の嫌いな部分を、自分なりに受け入れ消化することで、嫌いな人も、さほど気にならなくなると、アドラー心理学では説かれています。

<嫌いな人の取り扱いが楽になる3つの思考法>

さらにアドラー心理学では、対人関係の悩みをなくす方法として、以下のような思考法を提唱しています。

1) 好きになろうとしない

嫌いな人を無理にどうにかしようと思わずに、潔くあきらめること。嫌いな人のことを考えると、よりその人の嫌な部分が見え、さらに嫌いになるというループにハマります。

潔く嫌いな感情を認めることで、その人のことを考える時間が減り、その人自体がさほど気にならなくなってきます。

2) 距離を置

嫌いな人とは、できるだけ接触を少なくしましょう。距離を置くことで「イライラする」感情が減り、気持ちが楽になります。

アドラー心理学では「どんな相手でもリスペクトし、共同体に貢献するためにつきあう」と考えるべきとされています。

職場や学校など、環境を変えたくても変えられない場合は、その組織に貢献するための最低限の関わりだけをし、礼儀を持ってつき合えば、関係が悪化することはないとしています。

3) 自分だけに目を向ける

対人関係の悩みは、人の課題に踏み込んでいる場合か、自分の課題に踏み込まれている場合に生まれます。

「人の課題に踏み込んでいる」とは、「あの人は“こうすべき”なのに、やらないからうまくいかない」といった考えで、相手を否定すること。

たとえば、母親が子どもに「勉強しなさい」と言うのも、子どもの課題に母親が踏み込んでいる状態です。人の課題には手を出さず、自分のやるべきことに集中すれば、相手を否定する気持ちが消えていきます。

また、相手があなたに何かを強要してきて「自分の課題に踏み込まれている」場合は、本のタイトルにあるように「嫌われる勇気」を持って。

相手が言ってくることを無視するのです。ただし戦うのでなく、笑顔で接しておけば、必要以上に関係が悪化することはないでしょう。

嫌いな人を離れた視点で見たり、どうしてこの人が嫌いなのかと深く掘り下げることで、自分自身への理解にもつながります。

一流の人が取り入れているアドラー心理学で、あなたも一流の人に一歩近づきましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと