水素が体に起こす作用とその健康効果、効果的な摂り方を解説します。
水素水は本当にからだにいいの? 水素の健康・美容効果とは?

善玉と悪玉を見分ける水素の特別なパワー

スーパーやコンビニでもよく目にするようになった「水素水」。

飲むとよさそう、とは思いつつ、どんなものかをよく知らない人も多いのでは?

そもそも水素水とは「水素を含ませた水」のこと。

水素は砂糖や塩のように水に溶けるのではなく、水中に分子として存在している状態です。

そして水素は、水と一緒になることで、体内に取り込みやすくなります。

すると水素が持つ賢い性質で、私たちの体を守ってくれると、予防医学の観点から水素治療をいちはやく取り入れた、辻クリニック院長の辻直樹先生は言います。

体が老化する大きな原因は「活性酸素」によって体が酸化するから、とされています。

活性酸素は、疲労や糖尿病、脳梗塞など、体の不調から大きな病気にいたるまでの元凶。

皮膚の細胞にもダメージを与えて、肌を老化させます。

でも、もともと活性酸素は、体に侵入していたウイルスを殺すなど、体に必要な働きをするもの。

しかし、過剰に発生すると、逆に自分自身の体を攻撃してしまいます。

いわば、活性酸素には体にいい“善玉”と、病気や老化の原因となる“悪玉”の2つのタイプがあるということ。

そして水素には、活性酸素が善玉か悪玉かを見分けて、悪玉だけにくっつくという能力があるのです。

さらに、活性酸素と水素がくっついても水ができるだけなので、体への負担は少ないのだそう。

これが“水素は究極のアンチエイジング物質”と言われる理由なのです。

こうした水素の働きによって、体内から悪玉の活性酸素が減ることで、さまざまな不調を予防する健康効果が期待できるのです。

美肌やダイエットにも効果が

また、健康だけでなく、美肌へのこんな効果も。悪玉の活性酸素は、皮膚の細胞にダメージを与えますが、これに働くのが水素。

水素が加わると、皮膚細胞の酸化が抑えられ、機能を正常化して、皮膚が再生されるという研究結果があります。

また、肌トラブルの原因となる、肌の「糖化」を阻止する働きも。

糖やアルコールが活性酸素と結びつくと、体内のたんぱく質が変性して「AGEs(糖化最終産物)」となります。

これが、肌の成分であるコラーゲンやエラスチンに異常を起こし、肌トラブルの原因になるのです。

しかし、水素によって活性酸素を抑えると、AGEsができにくくなって、肌の若々しさを取り戻す効果が期待できるというのです。

ほかにはダイエットにも働きます。

水素によって活性酸素を除去すると、脂肪細胞の炎症が軽減し「アディポネクチン」という成分が増加することがわかっています。

このアディポネクチンは、脂質を燃焼させる作用をもったたんぱく質。

そのため、アディポネクチンがしっかり分泌されれば、体脂肪が減ったり、つきにくくなると考えられます。

水素は、水素水を飲むだけでなく、体の外から与えても効果が得られるそう。

たとえば、水素風呂などを活用してみても。

また洗顔のとき、水素水ですすぎを行うといった方法も。

水素には、健康はもちろん美容にも役立つスーパーパワーが秘められているようです。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと