女性特有の病気の一つに「子宮筋腫」が挙げられます。

目立った症状が出ない限り、すすんで検査を受ける人も少なく、また発覚しても良性の腫瘍ということもあり、治療を急がないケースもあるようです。

今回は、人間ドックで子宮筋腫が発覚した方にお話を聞きました。
【人間ドックで子宮筋腫が発覚】治療せず放置したら筋腫が大きくなって…

■人間ドックで発覚した子宮筋腫を放置したら…

人間ドックで、大小合わせて3つの子宮筋腫が見つかりました。

一番大きな筋腫の大きさは3.5センチ程度で、「即手術が必要な状態ではないが産婦人科で経過観察を」という説明を受けました。

良性の腫瘍であり、今すぐ日常生活に支障をきたすものでもないという言葉に安心してしまい、いつかは行かなきゃな………と思いながら毎年放置。

ところが、その後の人間ドックで筋腫が5〜6センチ大まで大きくなっており、「ちゃんとした病院で診てもらってください」と言われたため、ついに重い腰を上げて婦人科に行くことにしました。

ネットで「最寄り駅名 産婦人科」で検索し、駅から近いクリニックの門を叩きました。

決め手となったのは、駅からの近さと、院長の経歴です。

周産期センターのセンター長を務めた経験や著書が多数あったため、的確に診察してもらえそうだと思いました。

行くまで知りませんでしたが、メディアで有名な女医さんが勤務する人気のクリニックのようでした。

待合室にはウォーターサーバー、ノンカフェインのお茶なども用意されており、女性の患者がくつろげるよう配慮されていました。

■検査で肥大化…クリニックから総合病院へ転院

初診での診断では大小合わせて3つの筋腫が見つかりました。

筋層内にある子宮筋腫は大きいけど実害はなく、子宮の内側(粘膜下)にできた子宮筋腫は小さいものの、妊娠した際には問題になるかもしれないという説明を受けました。

診察は5分程度のあっさりしたもので、「“ちゃんとした病院”ってね、もっと大きな病院のことをいうの。うちじゃ精密な検査はできないから、紹介状書きますね」という院長の言葉にがっかり。

総合病院は紹介状なしの場合に保険外併用療養費がかかるので小規模クリニックにしたのですが、最初から大きな病院に行けば良かったなと思いました。

近くの総合病院への紹介状を書いてもらいました。

総合病院での診断はほぼ同様で、MRIで腹部を撮って手術するかどうかを検討するということになりました。

磁気が発生する際に大きな音がするため、ヘッドホンを装着して検査着に着替えます。

診察台に寝転がると、ウィーン、ウィーンと轟音が鳴り響く中、大きなドーナツ型の機械に吸い込まれていきます。

機械の中はオレンジ色の光に包まれており、SF映画のような光景だと思いました。

撮影に10分以上時間がかかり、轟音と閉じ込められているストレスから息苦しくなってしまいました。

■かかった費用とアドバイス

検査日から1週間後、結果の説明がありました。

いますぐ手術が必要な状態ではないので、今後も1年に1回程度通院して経過を観察しましょうということでした。

2ヶ月後に妊娠が発覚したため、この病院にはまだ行っていません。

かかった費用は、クリニックの初診で5,400円、総合病院の初診で2,050円、MRIの撮影に6,260円で、合計13,710円です。

成人女性の4人に1人は子宮筋腫があると言われており、とても身近な病気です。

知人は長年放置していたために10センチ大になってしまい、大きな手術になってしまったそうです。

生理痛が重い、出血量が多い、腰痛がひどいという場合は、定期的に婦人科で診てもらったほうが良いでしょう。

特に妊娠を希望している場合には、早めの受診をおすすめします。

■ まとめ

子宮筋腫が発覚した時は「まさか私が?」とショックを受けるものですが、良性の腫瘍ということもあって経過観察を続けてしばらくは様子をみるという診断に、安堵してしまいがちです。

腰痛や出血量が多いなどの目立った症状がない限りは、生理中の症状として乗り越えてしまいますが、これが治療の遅れの一因になっているようです。

子宮や卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、自覚症状が出にくい臓器とされていますから、定期的に検診を受けたいもの。

検査後にはごほうびを設けるなど、重い腰をあげる工夫をするのも良さそうです。

(編集・制作:いまトピママ/文:亀井満月)