子どもの3大夏風邪のひとつ「手足口病」を予防する方法をご紹介。
手足口病の予防対策|感染しやすい場所やタイミングは?

手洗いとうがい、除菌シートでウイルス対策を

手足口病は、ウイルス感染により、手のひらや足、口のなかに水疱性の発疹ができる病気です。

患者の約3分の1には微熱が見られます。

感染してから3~5日以内に症状が見られ、約1週間~1ヶ月程度で治りますが、症状がおさまった後もウイルスは体内にしばらく潜伏しているので、感染予防に気を配る必要があります。

手足口病は、くしゃみなどの「飛沫感染」、唾液や鼻水がついたおもちゃを介して、または感染者の手にふれることでおこる「接触感染」が主な感染経路です。

予防には、手洗いと手の消毒。

ウイルスは長期間、排出されるので、オムツ替えやトイレの後にも手洗いを徹底する必要があります。

また、口からウイルスが入るのを防ぐために、マスクの着用を。

外から戻ったら、うがい薬でうがいをしましょう。

手から口にウイルスが入ることもあるので、子どものおもちゃや、家族がよくさわるドアノブなども除菌シートで拭くなどこまめに除菌する必要があります。

酸性アルコール消毒剤でウイルスを強力除菌

手足口病の接触感染を防ぐためには、「酸性アルコール」での手指消毒剤がおすすめです。

ウイルスには、大きく分けると脂質やタンパク質からできた膜を持つ「エンベロープウイルス」と、その膜をもたない「ノンエンベロープウイルス」の2つがあります。

この膜は、アルコールで破壊することが可能。

膜を持つ「エンベロープウイルス」は、膜を破壊すれば中のウイルスにダメージを与えることができます。

でも、膜を持たない「ノンエンベロープウイルス」は、アルコールや熱に対する抵抗力が高く、普通のアルコールでは完璧に除菌できません。

ところがアルコールが酸性になると、ノンエンベロープウイルスの除菌も可能になります。

手足口病の原因ウイルスの「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」は、膜を持たない「ノンエンベロープウイルス」です。

そのため予防には、酸性アルコール消毒剤を使いましょう。

ハンドソープのほか、手指消毒スプレー、除菌ジェルなども市販されています。

ちなみに、食中毒を起こすノロウイルスも、ノンエンベロープウイルス。

酸性アルコール消毒剤は、ノロウイルスの予防効果もあると注目されています。

手指を消毒する場合は、ハンドソープをよく泡立てて、爪や指の間、手首まで泡が行き届くように洗い、水道水でしっかりすすぎます。

その後、必ず乾いた清潔なタオルで水分を完全に拭き取りましょう。

その後に、ハンドジェルやスプレーを使うと効果的。

手指に水分が残っていると、アルコール濃度が低くなり、消毒の効果が低くなってしまいます。

そして、ジェルやスプレーは指先など手のすみずみに、乾くまですり込んでください。

徹底した除菌で、感染を予防しましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと