ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、成人の10人に1人が診断基準に当てはまるという報告もあるほど身近な発達障害。

その特徴と対処法をまとめました。
大人の発達障害 ADHDの特徴とは? 症状や職場での対処法について

物忘れや失言はADHD(注意欠陥・多動性障害)の場合が

テレビやニュースでも近年話題になっている大人の発達障害。

ADHDは、注意欠陥・多動性障害といわれる、発達障害のひとつです。

不注意、じっとしていられない、思ったことを口にしてしまうなどから、職場や家庭において困難なことが起こります。

これは生まれつき脳の発達に障害があるため起こっているもので、治療で根本的に治すことはできません。

ただし、専門の病院などで診断を受け、まわりの人の支援や理解を受ければ、つらい状況を改善することができます。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の人には、このような特徴があります。

◯片付けられない

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、物を分類する、使った物を元に戻す、順番に片付けるといったことが苦手です。

職場のデスクや自宅の部屋が汚い人も多く、本人が片付けようと努力しても、できずに自分を責めてしまいます。

引き出しだけなど、小さいスペースから片付け始めるとできるようになります。

◯お金の計算ができない

ついつい衝動買いして散財してしまうのも、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴のひとつ。

買い物はリストにしておきそれ以外は買わない、クレジットカードや大金は持たないなどの工夫でトラブルを予防できます。

家族にお金を管理してもらうのも手です。

◯空気が読めない

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴である「衝動性」は、物事を深く考えずとっさに行動してしまうもの。

そのため、人との会話においても、相手を傷つける言葉を言ったり、まわりをしらけさせることを言ってしまったりします。

思いついたことは、ひと呼吸おいてから発言するようにすると、改善できます。

◯約束が守れない

順序立てて物事を考えられないのも、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴のひとつです。

スケジュールが立てられない、作業を効率良く順序立てて行えない、納期を守れない、アポイントメントを忘れるなどといったことが起こります。

予定はまわりの人にチェックしてもらいながら考える、視界に入るところにメモを貼るなどで対策が可能です。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の人の快適な働き方とは

もし、病院を受診してADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されたらどうする?

職場の人に自分の特性を理解してもらえれば、お互い快適に働くことができるようになります。

例えば、仕事を順序立てて行うのが苦手なら、その部分をサポートしてもらえば、あとは自分で作業することができます。

パソコンの「TO DOリスト」やアラーム機能を利用したり、同僚にミスがないかチェックしてもらうだけでも、ずいぶん仕事がスムーズになるはずです。

今の仕事が合わないからと転職すると、さらにストレスになる場合があるので、あまりおすすめはできません。

ただし、もしADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されても今の職場で自分がADHD(注意欠陥・多動性障害)だということを伝えるのは勇気がいるかもしれません。

全国のハローワークでは障害者のための相談窓口を設け、仕事や働き方の相談も行っています。

気になる人は、一度たずねてみましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと