生理の変化は更年期の始まりですが、そうした症状の裏には子宮や卵巣、性器の病気が隠れていることもあります。

いずれも婦人科での診察で診断がつけられるので、下記のような症状が出たらガマンしないでまずは婦人科を受診しましょう。

生理不順、月経量が変わった

更年期で、一般的に最初に出る症状が生理不順。生理周期はふつう25~35日周期ですが、これより長くなったり、短くなったり、あるいは月経量が増えたり減るなど、生理のリズムが崩れてきたら、そろそろ更年期というサインです。

ただし、こうした症状は子宮筋腫や子宮のがんなどでも起こります。

不正出血する

生理以外の性器からの出血を「不正出血」といいます。

閉経が近くなると生理周期が乱れ、どれが生理で、どれが不正出血かわかりにくくなります。

これは閉経とともになくなりますが、不正出血は更年期の他に、子宮筋腫、子宮がん、膣炎、異常妊娠などの可能性があります。

痛みをともなう、大量の出血がある場合はすぐ病院へ行きましょう。

下腹部が痛む

下腹部の痛みは、更年期の他、子宮筋腫など子宮の病気、卵巣がん、便秘や下痢など原因が多岐にわたり、判別が難しい症状です。

更年期になると、女性ホルモンの低下などにより、子宮や卵巣をつっている靭帯がゆるんだり、うっ血することで痛みが発生する場合もあります。

これはホルモン補充療法で改善できます。

性交痛がある・膣がかゆい

女性ホルモンのエストロゲンには、膣を潤わせる働きがあるので、分泌が低下する更年期には性交の摩擦で痛みが生じます。

また膣は乾燥すると傷つきやすく、かゆみを起こす場合もあります。

ホルモン補充療法の他、性交痛は膣剤やゼリーでも治療できます。

かゆみは細菌感染の場合もあるので、長引いたら婦人科で診てもらいましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと