毎年、春になると焦ってしまう、冬服に隠れて見て見ぬふりをしていたぜい肉…。

今年こそ、冬の間にこっそり落として薄着にそなえたい、と思っている人も多いのではないでしょうか?

食事制限ではボディラインは作れない。今年こそ見せる体に

いざ食事制限のダイエットをして体重は落ちても、ボディラインは貧弱なまま…。

ヘルシーボディのアイコン・中村アンさんのような“見せる体”を作るには、適度な筋肉、特に姿勢を支える体幹の筋肉が不可欠です。

でも体幹トレーニングと聞くと、アスリートが行うハードなトレーニングを想像して、行うのをあきらめてしまう人も。

そんな運動が苦手な人にオススメの方法が「体幹ストレッチ」です。

体幹につながる筋肉を伸ばして、美しい姿勢もキープ

一般的にストレッチだけではやせないと言われますが、体幹につながる筋肉を伸ばす「体幹ストレッチ」なら、メリハリのある、やせやすい体をつくることができるそうです。

そう教えてくれたのは、なでしこジャパンなどのフィジカルコーチを歴任してきた、早稲田大学スポーツ科学学術院教授・広瀬統一先生。

「体幹とは頭と腕、脚をのぞいた胴体のことをいい、この体幹が土台となって正しい姿勢が保たれています。全身の筋肉はこの体幹に連動しているので、体幹の硬くなった筋肉の動きをストレッチで改善すると、連動して全身の筋肉の動きが活発になるのです」

全身の筋肉がよく動くようになれば、ただ歩くのでも一歩の歩幅が大きくなり、全身を動かしやすくなるので消費カロリーがアップ。

また、体幹の筋肉は姿勢を保つ筋肉ですから、猫背が正され、メリハリボディの基本となる美姿勢を保てるようになります。

朝イチの「わき腹ひねり」で腹やせ&全身やせ

特に1日の代謝を上げながら、気になるおなかのぜい肉を取りたいなら、毎朝ベッドの中で「わき腹ひねり」ストレッチが効果的です。
 
「朝起きたばかりの筋肉は、硬く冷えて体温が低い状態です。筋肉を伸ばすことで全身の血行が促進され、筋肉の動きがよくなるので活動量を増やすことができます」

やり方は簡単!

1.あお向けになり、両腕と両脚を大きく開きます。両腕、両脚を1、2、3のリズムでゆっくり、遠くへ伸ばします。
300b

2.次におなかに力を入れて、1、2、3、と数えながら、ゆっくりと左ひじと右ひざを近づけます。反対側も同様に。左右交互に5回行います。
300c

たった2ポーズでも体幹ストレッチを毎朝の習慣にすれば、ボディラインが整うだけでなく、むくみや冷えなどの悩みも解消します。

また特にこのストレッチは、わき腹と下腹の筋肉を刺激するので、下腹をへこませ、女性らしいカーヴィーなくびれ作りにも役立つポーズです。

朝一番の“体幹ストレッチ”で、コートの下に隠れたおなかの肉を、冬の間になくしてしまいましょう。

【参考】『大人女子の体幹ストレッチ』(学研プラス)

執筆/監修:株式会社からだにいいこと


広瀬統一(ひろせ・のりかず)

【お話を伺った人】広瀬統一(ひろせ・のりかず)

早稲田大学スポーツ科学学術院教授。専門はアスレティックトレーニング、トレーニング科学ほか。サッカー女子日本代表フィジカルコーチほかを歴任。著書に、『大人女子の体幹ストレッチ』、『女子の体幹レッスン』(学研プラス)などがある。