自分はママ友との女子会やショッピングなど予定があるけれど、そういえば夫は友達と出かけることなんて滅多にない……と気になったことはありませんか? 大きなお世話と思いつつも、妙に気になる夫の友達事情を探ります。

ろくに友達もいないウチの夫、もしかしてつまらない人間なの?

一般的に「大人になってから親友ができることは少ない」とよく言われます。とはいえ、子どもつながりのママ友・勤め先の親しい同僚や先輩・学生時代からの旧友などなど、親友かどうかはともかく「友達」と呼べる相手は誰かしらいるのではないでしょうか。

「それにひきかえ、夫は……」という声をちらほら耳にします。仕事一筋、真面目なのはいいけれど、家と会社の往復ばかり。今どき、同僚と飲みに行くような機会もあまりないし、学生時代の友達はそれぞれ働き盛りなのか、すっかり年賀状のやりとり程度に落ち着いてしまっている様子。

思えば家でも、流行りモノの話について来られるわけでもなく、親子間でも夫婦間でも共通の話題なんて少ないような……そもそも、この人の趣味っていったい何だったっけ?といった具合です。

私ばかり遊んでいるみたいで気が引けて、楽しくない!

「仕事関係を離れたら、友達と呼べる知り合いの一人もいないなんて、人として大丈夫なの?」などと考え始めたら、妻としても心配が募ってしまいます。

女性はどの年代でも比較的、友達同士で集っておしゃべりを楽しむのが好きな生き物。「女子会」で愚痴を言い合いながら美味しいものを食べたり、気の合う仲間でプチ旅行に出かけたりすることへのハードルはかなり低いと思われます。

それと同じことを男性に求めるとなると、特に既婚男性でそういったライフスタイルを実践している人はなかなかいなさそうです。夫は夫で、自分の世界くらい好きに築いたらいいのに……と思う心理のウラには、自分だけ楽しむことへの気兼ねもあるのかもしれません。

友達の多い夫はどんなライフスタイルを送っている?

ここで、筆者の周りに生息している「友達が多いタイプの既婚男性」のライフスタイルを探ってみましょう。

職種はいろいろですが、友達との時間をとりやすく、経済的にも適度に自由がきくような、安定したポストに就いているケースは多いように感じます。友達の多さと比例するかのように、総じて多趣味。ゴルフ、釣り、テニス、ラン、スポーツ観戦など、やはりアクティブなアウトドア派という感じでしょうか。

休日は趣味の友達と出かけてしまい、出かけたら終了後の飲み会もセットで付いてくるので帰りは深夜。子どもが小さい頃は母子は別の遊びに行ったりしていたけれど、子どもが成長して個々に過ごすようになったら、気付けば家族はバラバラ……といったご家庭もあるようです。

実は「友達がいない夫」の友達は見えづらいだけかも

女性のように定期的に集ったり、食べ歩きに行ったりするような付き合い方でないとすれば、男性にとっての「友達」は、単に女性目線では見えづらい存在だという可能性も。

年に1回の同窓会でも、お互いの無事を確認して旧交を温めあえたら十分、という人なら、それはそれでちゃんと「友達」は大事にしているといえそうです。普段は友達付き合いより家族を優先してくれている、家庭思いの夫かもしれません。

「休日の学校行事に顔を出す」「買い物に付き合って重い物を運ぶ」「DIYを担当」などなど、やってもらえると正直うれしい家の仕事は何かとあるもの。そういったことをこなせる家庭的な夫は、浪費もしないし実は頼れる存在です。たまに家族でドライブなどに出かけて楽しめれば最高ですね。

「夫に友達がいない」ことが気になるのは、なぜ?

夫との共通の話題が乏しい気がするのは、夫に友達が多ければ改善する問題ではないし、そもそも会話というのは双方のキャッチボール。お互いに楽しく会話しようという意思があれば、家庭内でトレーニングできるものです。

夫に友達がいないことが気になる人は、なぜそれが気に入らないのか、一度自分自身に尋ねてみましょう。「夫のコミュニケーションスキルが低い=自分とうまくかみ合わない=寂しい」など、案外いろいろな心の声が聞こえてくるかもしれませんよ。

(文・森谷かおり)

この記事は2019年1月に執筆されたものです。