昨日まで機嫌よく保育園に通っていたのに、今日になって突然「保育園行かないの!」と子どもに宣言されたことはありませんか? まだ自分の気持ちをうまく伝えられないので、「行かない!」の一点張り。泣き叫ぶ息子を相手に、いろいろ試した経験をご紹介します。

入園当初はまったく平気だった息子

我が家の長男は、年少さんから保育園に通い始めました。入園式の日は、お母さんと少しの間でも離れるのが嫌で泣き出す子どもたちでいっぱい。ところが、うちの子は、きょろきょろして落ち着かないものの、ご機嫌で先生に手を引かれて教室へ。「あれ?案外平気なのか」とちょっと拍子抜けしたような気持ちになりました。

それから3週間ほどは元気に通っていたのですが、5月の連休前ごろから急にぐずぐず言い出しはじめ、保育園でお別れするときには号泣する状態に。先生は「お母さんの姿が見えなくなると、泣き止んでいますよ」と言ってくれるのですが、毎日続くとさすがに「保育園で何かあったのかな」と気になります。

保育園の先生の話によると、「保育園に通い始めてすぐ大泣きするタイプの子は、1週間もすれば慣れてケロッとしている。最初大丈夫で、1カ月ほど過ぎたころに泣き始める子は、逆に時間がかかる」ということ。まさにうちの子は後者のタイプでした。

保育園に行きたくない理由は?

話を聞いても何が理由なのかはっきり分からず、たいていは「お母さんともっと一緒にいたいから」「お母さんと離れるのが寂しいから」という理由でした。うれしいことを言ってくれる……と思いますが、こちらも仕事があるので、保育園を休ませるわけにはいきません。

できれば、泣き叫ぶ子を無理やり連れて行くのではなく、楽しく保育園に通ってほしいもの。そこで私が試してみて、効果があった方法をご紹介します。

1.朝はゆっくり準備をする

バタバタ用意をすると、「保育園に行くモード」にスイッチが切り替わらないまま、出掛けることになってしまいます。子どもが「もっとゆっくり朝ごはんを食べたいのに」「着る服は自分で選びたかったのに」「靴は自分で履きたかったのに」「自転車じゃなくて、歩いて行きたかったのに」という気持ちにならないよう、少し時間にゆとりを持つようにしました。

2.決まった時間にきちんと迎えに行く

通わせていた保育園は16時から16時半の間が通常のお迎えタイム。16時半以降は延長保育という扱いでした。16時になると、順にお友達が帰ってしまうので、園庭で遊びつつも何となく心細い……というのが子どもの本音でしょう。「決まった時間にお母さんが迎えに来る」という安心感を持たせることが大切かなと思ったので、保育園に行きたくないモードのときは、16時きっかりに迎えに行くようにしていました。

3.しっかり者のお友達から情報収集

「お友達とケンカはしなかった」「嫌なことはなかった」と本人が言っても、それが本当かどうかは分かりません。その日にあったことをきちんと説明できるほど、語彙を持ち合わせているわけではないのです。そういうときは、しっかり者の女の子に話を聞くようにしました。「お昼ごはんのとき、泣いてた」なんて話を聞くと給食が嫌だったのかなと想像がつきます。

4.子どもと遊ぶ時間を確保する

保育園に行きたくないのは「お母さんと一緒に遊びたいから」というわけですから、保育園から帰ったらできるだけ遊ぶ時間を作るようにしました。自転車で堤防をサイクリングしたり、電車を見に行ったり、お友達と公園で遊んだりすることで、少しは「保育園に行っても、お母さんといっぱい遊べる」という気持ちになってくれたかなと思います。

保育園に行きたくない日があって当然

泣き叫ぶ我が子を見ていると、保育園に預けることに対して罪悪感を持ってしまう人もいると思います。うちの場合も、号泣していたかと思えば、「もう迎えに来たん?まだ保育園で遊ぶ」と言われてしまう日もあり……。その後も小さな波、大きな波を繰り返しつつ、保育園時代を過ごしました。言葉足らずでもヒントを見つけるために、まずはお子さんの話を聞いてみてくださいね。

(文・上野典子)

この記事は2018年12月に執筆されたものです。