体のためにとサプリメントを取り入れている人も多いのでは?

でもそのサプリ、実は効果がないかも…。疑問を感じるサプリをまとめてご紹介します。

月経不順などの健康被害が出たサプリメントも

食事だけでは補えない栄養をサポートするため、美容のため、病気予防のためと、何種類ものサプリメントを摂っている人も多いはず。

でも、そのサプリメントをどうやって選んでいますか?

サプリメントの形状は、錠剤やカプセル、粉末や顆粒などさまざまですが、外見ではどれだけの成分が入っているかわかりません。

パッケージに記載されている、「○○mg配合」といったキャッチコピーや、原材料名から判断せざるを得ず、野菜や果物のように「新鮮そう!」といった、感覚で選べないのが難しいところ。

実際、サプリメントにはさまざまな問題が起こっています。

なかには効果が不確かな上、月経不順などの健康被害が出た商品も。

日本はアメリカに比べてサプリメントへの規制がゆるく、効果に疑問のある製品も多く出回っているとされます。

実は効果がないかもしれない、気をつけたいサプリメントをご紹介します。

効果がないかもしれない!? 気をつけたいサプリメント

○バストアップに効く?

数年前、「バストUPとスリムUPを同時にかなえるスタイルUPサプリの決定版!」と表示し販売していた「B-UP」が、表示を裏付ける合理的根拠が示されなかったとして、消費者庁から再発防止の措置命令を受けました。

こちらの商品を含め、バストアップをうたうサプリメントには「プエラリア・ミリフィカ」という成分が配合されています。

国民生活センターには、この成分を含むサプリメントなどの健康食品について、200件を超える相談が寄せられていると発表。

月経不順や不正出血等、女性特有の生理作用に影響を及ぼす健康被害が多数報告されています。

○体内で溶けない?

国民生活センターが、100種類の市販のサプリメントをテストしています。

その結果、4割の商品が医薬品で定められた規定時間内に水に溶けなかったそう。

この結果から考えられるのは、飲んでもカプセルなどが体内で溶けず、吸収されていない可能性があること。

「医薬品のサプリメントでも品質が保たれているとは限らない」と注意喚起しています。

○値段の割に成分量が少ない?

サプリの成分量をしっかり確認していますか?

高い物は成分が多いとか、よく効くと思いがちですが、そうとは限りません。

価格が高いのに、目的の成分の含有量が少なく、不要なものがたくさん入っていることもあります。

小さくて見えにくい文字で書かれていても、しっかり成分量を比較、確認して購入しましょう。

また、激安サプリには、安いけれども成分がちょっとしか入っていないというものも。

○含有量が少ない?

サプリメントのパッケージには、「○mg配合」など、配合されている栄養素の量が記載されています。

しかし、国民生活センターの調査では、50銘柄中2銘柄で、機能性成分の表示と含有量に大きな違い見られたと発表されています。

私たちは、実際の含有量を測ることはできず、表示を信じることしかできないので、残念ながら個人レベルでも予防策はありません。

○本当に効く?

「こんな症状が楽になる!」とテレビのCMや新聞広告で派手に宣伝していても、本当に効果があるのかわからないものも多いもの。

広告では特許出願中や学会で発表などの言葉も並びますが、これらはメーカーが研究者などにお金を出して研究してもらったものがほとんど。

結果をよく読むと、特許や出願中であって実際に特許はとれていない、または学会で発表しただけであってまだ仮説段階であることもしばしばです。

サプリメントは医薬品ではないため、エビデンスがあっても出せないといった事情もありますが、ネットで調べたり、メーカーに問い合わせたりして、効果が期待できるものを選びましょう。

サプリメントは効果を自分で見極めて

問題も多いサプリメントですが、不調が改善したという人も多くいます。

よく聞くのが「気休めで飲んでいる」「効果があるかわからないけど、習慣になっているので」というもの。

続けて3か月程度で体調がよくなった実感がなかったら、別の製品に切り変えてみましょう。

また、惰性で長く続けているものはいったんやめてみては。

調子が悪くなったら、体に合っていたということなのでまた再開を。

そして健康管理をサプリメントに頼りすぎず、まずは食生活を見直したり、運動習慣をつけたりして、体をしっかり整えましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと