夏は暑さでバテると思いがちですが、実は内臓の冷えが原因と言われています。

そこで、東洋医学の食養生を中医師がご紹介。

内臓の冷えは「血」と「気」から治す

暑い日はキンキンに冷やしたビールやジュースにアイス、食事はもっぱら冷たい麺類、といった食生活になりがちだったのでは。

これが原因で、内臓を冷やして食欲不振になったり、「食冷えバテ」になる人が増えています。

中医師の邱紅梅(きゅこうばい)先生は、東洋医学では“冷食冷飲”は健康の大敵といいます。

消化吸収をする胃腸=「脾(ひ)」が冷えると、体を温める「血」が不足。

また、その血を全身に巡らせるエネルギー=「気」も作れない体に。

内臓冷えが元で力が出なくなり、夏バテになるといいますから注意が必要です。

こういった食冷えバテには、まず冷たいものをなるべく控えること。

そして「血」と「気」を増やして「脾」を元気にする食生活を取り入れることです。

「血」を増やすには、レバーや赤身肉などの“赤食材”が効果的。

さらに豆類や発酵食で「気」を補えば、胃腸系の「脾」も元気に。

丈夫な「脾」は、栄養を上手に吸収できるので、冷えにくく夏でも疲れない体になれます。

「血」を補う赤食材とは

東洋医学の「血」とは、血液や血流の働きのこと。

「血」を補う食材でおすすめは、鉄分が多い赤食材です。

なかでもレバーや牛・豚の赤身肉は効果的。

そのほか、クコの実、プルーン、ベリー類など、色の濃い果実も◎。

ただし、食べ過ぎは脾の負担になるので適量に。

さらに、冷えた胃腸には、体を内側から温めてくれるお助け食材を。

赤食材に、しょうがやネギ、しそ、ゆずなどの薬味、カレー、唐辛子などの香辛料を加えていただきましょう。

「気」を上げる納豆の発酵パワー

「気」とは心身のエネルギーで、赤食材で増えた「血」を全身に巡らせるパワーとなります。

不足すると消化吸収力が下がり、疲れやすい体に。

「気=エネルギー」を上げるのに良いのは、日本古来の発酵食品と豆類。

その2つを満たす納豆は、最強の養生食です。

納豆ごはんの他、そうめんの具にも合うので、どんどんいただきましょう。

また、冷たい食事や飲み物で内臓が冷えると「血」も「気」も低下してしまいます。

暑い時期にどうしても冷たいものが食べたくなったら、先に白湯など温かいものをとるのがおすすめ。

冷たいものを先にとると、後で温かいものを食べてもリカバリーできません。

特に冷たい朝食は1日中影響するので、朝は温かいものでスタートさせて。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと