子どもを朝、叱ってはイケナイ理由と、親もストレスなく朝子どもを叱らないようにする方法を合わせてご紹介します。

通学中の事故に遭う確率が高くなってしまう

出かける前の朝は、いつもバタバタ。自分の支度だけでも大変なのに、子どもがグズってなかなか起きてこない、朝ごはんを食べないなど、ついついイライラしがち。朝、子どもを叱ることがあるのは当然のことです。

それが最近あるツイートによって、朝「子どもを叱らない方がよい」ということが話題になっています。理由は、出かける時の気分によって、事故が起こるリスクが上がるため。

朝、親に叱られた子どもは、うつむき加減で歩き、イライラして注意散漫……。すると通い慣れた通学路でも、交通事故に巻き込まれる危険性が高くなってしまいます。大人もイライラしたり気分が落ち込んでいる時は、車の運転が荒くなったり集中力に欠けるもの。子どもも同じなのです。

とはいえ、とにかくイライラをグッとこらえるという方法では、長続きしません。そこで、どうして叱ってしまうのかという理由から、子どもがスムーズに朝の準備をできるコツまで、朝、子どもを叱らないための方法をまとめました。ひとつでも実践することで、家族全員がストレスなく朝の時間を過ごすことができるようになるはず。

イライラして叱りたくなったらひと呼吸おいて

朝はやることがたくさんあるので、イライラしやすくなります。例えば、時間通りに子どもを送り出さなければいけない平日の朝。子どもが朝飲んでいるジュースをこぼしたとします。この場合、つい子どもを叱ってしまいがち。でも、それが時間に制約のない週末の朝だったらとイメージしてみると……子どもを叱ることなく、冷静に注意を促して対処するのでは?

平日の朝に親が子どもを叱りたくなってしまうのは、時間などのルールに子どもを当てはめようとするから。そこで朝、叱りたくなったら、まずひと呼吸おいて、できればその場を離れましょう。怒りの対象を視野から外すことで、冷静さが取り戻せます。すると子どもの粗相にも、落ち着いて対処できるように。子どもの気持ちを落ち込ませることなく、うまく注意することもできます。

睡眠の質を上げるために夜から準備

朝はいろいろなことを短時間でやらなければいけないため、気持ちの余裕がなくイライラしがちに。そこで前夜から、翌朝やるべきことをできるだけ準備しておきましょう。

まず、子どもと一緒に予定表を見て、着ていくものや持っていくものを確認しながら準備を手伝いましょう。そして、夕食やお風呂は早めにすませて。寝る直前に夕食を食べると、睡眠中も内臓が働き続けるため眠りが浅くなり、朝スッキリ起きられません。

また、お風呂も子どもの体はほてりやすいので、なるべく早めの時間に入り、クールダウンの時間を置くことが必要です。そして、スマホやタブレットなどのブルーライトは、脳が興奮するので、寝る前の使用は避けること。絵本の読み聞かせなど、穏やかに過ごして睡眠を促しましょう。

子どもを朝スッキリ目覚めさせるために

朝は、決まった時間に声をかけましょう。まず、カーテンを開けて朝の光を浴びさせます。朝日を浴びると、脳内で幸せホルモンの「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは夜になると入眠をスムーズに促す「メラトニン」というホルモンに変化するので、質の良い睡眠にもつながります。

そして子どもの布団をはがして、体を外気に触れさせます。その後、上半身を起こせば、この段階で目が覚めているはず。そのまま朝のトイレに促すことも効果的。さらに朝が苦手な子には、すぐ飲み物をのませる、トイレの後に続けて顔を洗うなど、からだや内臓を動かすことを取り入れると目覚めやすくなります。

食べやすい朝ごはんにして、身支度はゲーム感覚に

朝、子どもを叱る原因になりやすいのは、食事や身支度に関すること。そこで、朝ごはんは、子どもが食べやすいもの、好きなものがベター。

栄養バランスも大切ですが、まず子どもに朝ごはんは楽しい、うれしいものと感じさせること。苦手なものを食べさせると、余計に時間がかかって親もイライラしがちに。また、全部食べられなくても、「昨日よりいっぱい食べたね」「よく噛んで食べたね」などと、子どもをほめましょう。

そして、身支度はゲーム感覚で競い合うようにすると、スムーズに。「ママが食器を洗うのと競争!」や、「10秒カウントするうちにできるかな?」などで、楽しく身支度ができます。また、子どもが勝てるようにしてあげると、毎日喜んで続けるようになります。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと