眠りたいのに寝られない…、そんな日が続くと睡眠不足になってしまいます。健康に過ごすためよい睡眠を取るコツをご紹介します。

寝ている間はトラブルの修復時間

日本は、先進国では最下位レベルで睡眠時間が短いとされる調査結果がある不眠大国。寝ている時間がもったいない、と睡眠時間を削って活動する人もいますが、これはNG。

睡眠中、人の体は日中の活動で生じたトラブルを修復し、健康な体に戻すための活動を行っています。ケガをしている人がよく寝なかったら治りが遅くなるし、疲れも解消せず、朝目覚めてもどんより重たい体で1日を過ごすことに。

皮膚のダメージも修復されないので、美肌も損なわれます。さらに体臭の強いクサイ人になる恐れも! 睡眠不足で体内時計が狂うと、体臭の元になる皮脂の分泌が高まってしまいます。

また、皮脂は活性酸素によって酸化するとニオイを発するようになります。睡眠ホルモンであるメラトニンには、寝ている間に、この活性酸素を消去してくれる働きがあるので、睡眠不足だと、活性酸素の消去が進まず、体臭がきつくなってしまうのです。

スマホやパソコンで脳が目覚める!

夜寝る前に、眠れるようにするポイントはいくつかあります。

あなた自身がそのつもりでなくても、よい眠りの妨げになっているのが、スマホやパソコンのブルーライトの見過ぎ。ブルーライトは強い刺激で脳を覚醒させてしまうため、脳が緊張状態になって眠りを妨げます。寝る1時間前にはスマホを切って、ゆったりと過ごすよう心がけて。

寝落ちすると評判のヨガアプリ

体をリラックスさせるために、流行のマインドフルネスのようなメディテーション(瞑想)やヨガ、呼吸法を取り入れるのもおすすめです。マインドフルネスは伝統的な瞑想を応用したもの。パフォーマンスの向上にもつながるため、Googleをはじめとした大手企業でも取り入れられています。

また、手軽にできるのが、日本でいちばん大きなヨガスタジオ「スタジオ・ヨギー」が監修する「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」。途中で寝落ちしてしまうので、最後まで聞けないと評判です。短時間で脳も体もリラックスし、疲労回復効果があります。

スキンシップは究極のセラピー?

五感にアプローチしてリラックスするには、BGMを眠れるものに。サウンドヒーリング効果があって、自律神経を整える音を流すのが効果的です。こうした音楽は、音の周波数によって、落ち着いた状態のときに出る脳波をα(アルファ)波に導き、入眠を促します。

また、アロマオイルやお香など、嗅覚に訴える「好きな香り」も有効。特に愛する人の体臭には、最高のリラクゼーション効果が。寝る前のスキンシップは、よい睡眠のための究極のセラピーといえそうです。

よい睡眠をとって、元気でさわやかな体を保ちましょう。

【監修】桐村里紗先生
内科医・認定産業医。分子栄養学や常在細菌学、生命科学などの知識を活かし、執筆・講演を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)他がある。『ドクターりさの躍動するブログ』

執筆/監修:株式会社からだにいいこと