野菜の中でもあらゆる料理に出番が多い玉ねぎ。毎日の調理に使えるからこそ、鮮度を保ったまま長持ちさせたいですよね。玉ねぎはちょっとした工夫で長期保存できるのをご存知でしょうか? そこで今回は玉ねぎをおいしく保存する方法と活用の仕方を紹介します。
余ってしまっても大丈夫! 意外な玉ねぎの保存方法とは
玉ねぎを調理しようと思ったけれど、丸ごと1個使いきれなかった、なんてことはよくありますよね。玉ねぎを含め、使いかけの野菜は空気に触れないようにラップやジッパーに入れて冷蔵保存するのが基本です。
半分に切った玉ねぎなら、切口にラップを巻いて冷蔵庫で1週間~2週間ほど保存可能。スライスやみじん切りした玉ねぎはきちんと密封して保存すれば、2日~4日まで保存が効きます。どちらの場合も、できるだけ早めに使い切るようにしてくださいね。
玉ねぎは冷凍保存できる?
比較的日持ちする玉ねぎですが、できれば鮮度を保ったまま、長期で保存したいものですよね。そこでおすすめなのが冷凍保存する方法。
野菜を冷凍して大丈夫?と思ってしまいますが、玉ねぎは生のままはもちろん、加熱しても冷凍で1ヵ月ほど保存できます。しかも熱を加えた玉ねぎを冷凍すると本来の甘みが凝縮されるため、とてもおいしくなりますよ。
また、空気を抜いて真空状態で冷凍すれば玉ねぎの劣化を防ぎ、栄養価が損なわれません。
便利な玉ねぎの冷凍保存方法
玉ねぎの冷凍保存の仕方を紹介します。
・みじん切りで保存
玉ねぎをあらかじめみじん切りしてから使う分だけ冷凍しておけば、凍ったままで、料理に使えるので便利です。冷凍することで玉ねぎの繊維が壊れるので火が通りやすくなるのもうれしいポイント。
時間がかかるアメ色の玉ねぎも簡単に炒められますよ。
・すりおろして冷凍
玉ねぎをすりおろしてから製氷皿などに流し込んで冷凍するのもおすすめです。調理の際に半解凍するとシャーベット状になり、お肉やお魚によく馴染みます。玉ねぎが目を刺激して、調理しにくいという方は生のまま冷凍してからすりおろしましょう。
玉ねぎの刺激成分が少なくなるので、下ごしらえしやすくなります。
・料理に使いやすいオニオンキューブ
玉ねぎの冷凍に手を加えて、料理をさらにおいしくしましょう。生の玉ねぎを電子レンジなどで加熱し、柔らかい状態で水と一緒にフードプロセッサーかミキサーにかけます。ペースト状になったら製氷皿に流し込んで冷凍すればOK。
調理する時に小分けで使えるうえ、料理に旨みとコクをプラスします。
冷凍保存した玉ねぎの活用法
冷凍保存した玉ねぎは調理しやすいのが一番のメリットです。甘みとコクが増すアメ色の玉ねぎですが、生のまま炒めると時間がかかってしまいますよね。ですが、冷凍した玉ねぎを使えばあっという間にできちゃいます。
アメ色玉ねぎの作り方
作り方はとても簡単。少量の油をひいたフライパン、鍋に玉ねぎを凍ったままで炒めましょう。熱で解凍されると水分がたくさん出るので焦げ付かずに炒められます。
きちんとラップやジッパーなどに入れて冷凍しておけば、1ヶ月ほど日持ちます。カレーやスープ、肉料理など幅広いレシピで役立ちますよ。
すりおろした冷凍玉ねぎもおすすめ
すりおろした冷凍玉ねぎでも簡単にアメ色に炒められます。解凍せずに少量の油で炒め、小分けにして冷凍保存しましょう。カレーやミートソースに加えるだけで、コクが深まります。
お湯で溶かして、オニオンスープにするのもおすすめです。
冷凍玉ねぎで毎日のレシピの幅を広げよう
玉ねぎの冷凍保存と活用方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。冷凍なら日持ちするうえ、時短にもなるため、玉ねぎの活用の幅が広がるはずですよ。いろいろ工夫して、オリジナルのレシピを完成させてくださいね。
(文・スピカ)