「柿」を食べ過ぎる人は・・・「胃に〇〇ができる」

抵抗力アップや二日酔い予防など、多くのメリットを得られる柿ですが、過剰に摂取したり体質によっては思わぬデメリットが生じたりすることも……。
◾️胃の中にアレが出来る
食べ物や異物などが胃の中の消化液と合わさって変化し、消化されずに固まって結石となってものを「胃石(いせき)」と呼びます。
国内の胃石の中では、柿の食べ過ぎによって起こる「柿胃石(かきいせき)」の報告がもっとも多くなっています。
◾️体が冷えやすくなる
柿は8割以上が水分で占められ、カリウムも多く含まれています。
食べすぎると利尿作用が促進されて体熱が放出されやすくなり、体を冷やしてしまうことも。
冷やして食べると作用も強まるので、普段から手足やお腹が冷えている人はとくに、食べすぎ注意です。
◾️便秘しやすくなる
柿の食物繊維のうち、8割以上が不溶性食物繊維。
便のかさを増やして腸に刺激を与える働きがある一方で、水溶性食物繊維の摂取量が不足していたり不溶性食物繊維の割合が多すぎたりする場合には、便の水分量が減って硬くなり便秘や腹痛などの原因に。
◾️貧血になりやすい
鉄欠乏性貧血の原因にもなるタンニンは、水に溶けやすい状態で存在すると渋さを感じますが、熟した甘柿や渋抜きした柿の中では水に溶けなくなり渋みを感じなくなります。
つまり、渋みを感じることはなくてもタンニンは含まれたままなのです。
柿は毎日食べるのであれば1日1個、多く食べる日があれば提示した個数の範囲に収めて、連続して食べないようにするなどの工夫をすると良いでしょう。
柿を上手にとり入れ、健康増進に役立ててみてはいかがでしょうか。
以上、サンキュ!からお届けしました。
編集者:いまトピ編集部