マクドナルド、熱々のコーヒーをめぐって再び訴えられる

マクドナルドのドライブスルーでホットコーヒーを購入したサンフランシスコ在住の女性が、こぼれたコーヒーで火傷をしたとしてマクドナルドを訴えた。
コーヒーの蓋が適切なかたちで固定されていなかったため、コーヒーを飲もうとした際に、コーヒーがこぼれて体にかかってしまい、「重度の火傷」を負ったという。
また、マクドナルドの従業員3名にこの件を報告しようとしたが、「無視」され、助けることを「拒否された」と主張。マクドナルドに対し、肉体的苦痛と精神的苦痛、訴状に明記されていないその他の損害に対する補償を求めている。
当該店舗を運営するマクドナルドのオーナーは、声明で、“従業員が助けることを拒んだ”という部分については否定。さらに、「私たちの店では、熱い飲み物の蓋が確実に閉まっていることを確認するためにクルーを訓練するなど、食品安全に関する厳格なプロトコルを導入しています」と説明した。
ご存じの方も多いと思うが、マクドナルドは1992年にも同様の理由で訴えられたことがある。マクドナルドのコーヒーをこぼして第3度の火傷を負った女性が、コーヒーの熱さが“異常”だとしてマクドナルドを提訴。米Insiderによると、当初、マクドナルドは合計で約290万ドル(約4億2,000万円)の賠償金の支払いを命じられたが、最終的に約50万ドル(約7,400万円)で和解したという。
ちなみに、最近では、マクドナルドのチキンナゲットで子どもがやけどを負ったとして、家族がマクドナルドとそのフランチャイズ加盟店を訴えた裁判で、マクドナルド側に総額80万ドル(約1億1,800万円)の賠償金の支払いを命じる評決が下された。
以上、フロントロウから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部