2020/10/26 08:35

「鬼滅の刃」大ヒットの裏にひそむ「隠れ専業主婦願望」女性に支持される理由か

主婦

先日、公開された『鬼滅の刃』(集英社)の映画は歴史的な大ヒットとなり、社会現象的大ブームとなっている。人々を魅了している理由の一つに「蔵専業主婦願望」が潜んでいるとNEWSポストセブンが伝えています。

『鬼滅の刃』のストーリーにふんだんに盛り込まれている「家族」という要素があり、そこには“血がつながった家族”を命も顧みず守ろうと無償の家族愛がある。

「現代日本では、“当たり前の家族像”というものはもはや存在しません。離婚する夫婦は年々増え、一生を独身で過ごす人も少なくない。家族関係で悩む人も多い。無償の家族愛は手に入れようとする目標ではなく、虚構とわかったうえで楽しむものになったのかもしれません。

また、『お父さんもお母さんもいて幸せです』というホームドラマはもう成立しなくなってきている為、鬼滅の刃で描かれている“壊れた家族”の設定はリアリティーがあるからこそ、妹が鬼になってしまった“家族”を回復させる物語が幅広い人に受け入れられたのではないでしょうか」そう分析する作家の橘玲さん。

『鬼滅の刃』には「男だから」「長男だから」という表現がしばしば登場することも特徴の1つで、主人公の炭治郎は鍛錬中、《どんな苦しみにも黙って耐えろ お前が男なら 男に生まれたなら》と叱咤され、厳しい戦いのなかで《俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった》とこぼしている。

相模女子大学客員教授で『専業主婦になりたい女たち』(ポプラ新書)著者の白河桃子さんが、以前行った調査では、生活力のある男性に養ってほしい”と考える女性は意外に多く、女子大生の実に44%が『隠れ専業主婦願望』を持っていたのだそう。

コロナ禍で若い女性の貧困はますます進んでいるなか、「長男だから」「男は家族のために」と必死に頑張る炭治郎、自らの命を危険にさらしても女性たちを守る鬼殺隊のリーダー格の「柱」たちの姿にいまは珍しい“頼れる男性像”をみているのかもしれないですね。



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