『レンアイ漫画家』の鈴木亮平の体が心配?日本では彼が実践する「デ・ニーロ・アプローチ」とは?

2021/5/5 22:00 龍女 龍女

⑤レンアイ漫画家・刈谷清一郎(ペンネーム刈谷まりあ)の役作りは?

最新作の『レンアイ漫画家』(フジテレビ系木曜22時)では、また痩せている。
しかし、秋山周太郎のような極端な痩せ方ではない。
引きこもりがちで漫画ばかり描いている。
レンアイ音痴の少女漫画家の刈谷清一郎が、行き詰まった漫画のネーム造りに、ヒロインの久遠あいこ(吉岡里帆)に疑似恋愛ミッションを課していくが、実は…と言うラブ・コメディーである。

オタク系の痩せ方という微妙なニュアンスを付けている。
引きこもりがちなので、肌が白い。
念入りに日焼け止めを塗ったか、どの程度地肌を白くしたか、ヘアメイクでごまかしたかはわからない。
鈴木亮平は、更に漫画を描く指導を受け、ネーム入れからペン入れまでの作業工程を学んで実際描いているように見えるまでに訓練を受けた。

撮影前の役作りで、どういう体型作りをしてきたか主に観てきた。
俳優の領域ではないからこれまで書かなかったが、役作りにおいて実は一番わかりやすいのは衣装も含めた人物のヘアメイクである。
『レンアイ漫画家』では、常に絵を描くことにしかしない男の設定だ。
漫画を書くときに陥るGペンに用いるインクが汚れても目立たないヘンリーネックシャツ、外出するときはフード付きの黒いロングコートを羽織る。
服は絵を描くための機能性だけを重視した選び方をしている。

今の技術では体重の増減は無理にしなくても良い部分もあり、特殊メイクも可能だ。
しかし特殊メイクは予算がかかるので、必要最低限で役を作り上げるには、役に合わせた体型、服に体型を合わせていく方法もある。
鈴木亮平は俳優になろうという過程の中で、モデルも経験している。
衣装とそれに合った体型の関係をよく理解しているのかもしれない。


このように、イラストでわかるように役作りの一端を紹介したが、俳優本人の体の負担が大きいのは確かだ。
デ・ニーロ自身が50代くらいからデ・ニーロ・アプローチをしなくなった。
鈴木亮平も十数年で、痩せづらい年代に差しかかる。
役作りの方法を変える分岐点が訪れることは、容易に想像がつくのである。


追記:4月30日に公表された7月からのTBSの日曜21時の日曜劇場で『TOKYO MER 走る緊急救命医』でも主役を務めることが決まった。
画像を観ると顔の輪郭からして体重がわずかに増えている。

ここ1・2年でコロナの影響で撮影時期が放送日時ギリギリではなく、かなり事前収録になった。
レンアイ漫画家も全撮影が終わっている可能性は高い。


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写真:タレントデータバンク
鈴木亮平|1983/3/29生まれ|男性|兵庫県出身)

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