瞬間援着剤で指同士がくっついたら「塩と水」で剥がれる→ネット民「もっと早く知りたかった」の声

2020/1/31 22:30

瞬間接着剤を使っていて、液だれ等で指と指がくっついて取れなくなった経験はないでしょうか？そんなとき、無理にはがそうとすると皮膚がめくれて大変痛い思いをします。

Twitterでは、こんなツイートが注目されています。

瞬間援着剤で指同士が接着してしまったら塩と水を使えば剥がれるそうです pic.twitter.com/3AIpPjHJD9
— chiro (@Chiro_chan_neko) January 28, 2020

chiroさんが投稿したこの動画には、瞬間接着剤でくっついた人差し指と親指に塩を掛け、ゆっくりと揉みながら水に浸けることで簡単に指が剥がれるようすが公開されています。

この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。

気になったので調べてみましたが、食塩水自体には接着力を減らす効果はないみたい...
そこで考えられるのは塩の『湿度が高い時水分を吸収し、湿度が低い時には放出する』性質を利用し、『接着面付近に塩をつけ、水の中に入れることで塩が多量の水分を含み、水から出すことで雰囲気の湿度が減り
— スギコウ (@LovecraftPoison) January 28, 2020

塩から水分が放出され、それにより接着面に水が入り込み、剥離しやすくなる』ということではないでしょうか？もちろん、専門家ではないので間違ってたらごめんなさい。

↓参考文献
食塩水の実験https://t.co/7eswLGlpNe
塩の性質についてhttps://t.co/YPGzUwCyh0
— スギコウ (@LovecraftPoison) January 28, 2020

【化学屋さんの提案】

なんらかの液体が付着したけど、水や石鹸で取れない。そんな場合は、マニキュアの除光液などを試してみるのもいいと思われます。除光液に含まれるアセトンという有機溶剤が、なんらかの水で取れなかった液体(多分有機溶媒)を溶かしてくれるはずです。
— ログアウト (@anti_doctor0402) January 28, 2020

子供の頃、学童の先生がこのようになり、カッターで恐る恐るはがしていたというトラウマが私にはあります。
良い事を聞きました。
— nonko (@nonkost) January 28, 2020

お湯でも剥がれますが塩は知らなかった。
— ｔｉ2舟平 (@241871648) January 28, 2020

瞬間接着剤は空気中の水分で重合(ポリマー、樹脂状に固まる)する。このときに回りの凸凹に入った状態で固まるので、凸凹同士がくっつき、接着される。
本件は塩が皮膚の水分で接着面と皮膚の間にわずかに浸透し、水を加えたことでそこへ向かって浸透圧が加わり、連鎖的に外れたものかと文字数
— maruta (@0329Momopapa) January 28, 2020

私は接着剤が指にくっついた時仕方なく全力の力で外してめっちゃ痛かったのにこんなに簡単に取れるなんて…もっと早く知りたかったあぁぁぁぁ!!
— ユウア(°∀° ) (@JVySmbbGbEUr4nF) January 29, 2020

こんなやり方もあるのか…。
シアノアクリレートは水分で硬化するので謎ですね。お湯で揉むと剥がれるとの記述もあるので、塩がそこに介在する必要があるか検証の余地が…。
— エストレマラチオ (@extremaratio69) January 28, 2020

仕事柄多種多様の接着剤を多用します。
ほぼ常に指に何かついているレベルですが笑、
・水
・ベンジン、ジッポオイル
・アルコール
・除光液
いずれかで対処し、ぬるま湯は最後の手段として使うことが多いです。
皮膚をふやかすだけで、完全にはとれないので…
— 洛( ・∇・) (@miyak0dd) January 29, 2020

へぇー凄い
— HIRO′s (@HIROs8133) January 28, 2020

「塩」に接着力を溶かす力はないようですので、科学的な作用によってはがれているわけではなさそうですが、実際に剥がれているようすが動画で公開されているということは、実際に何らかの作用で接着剤をはがしているのでしょう。

なお、セメダイン社の公式Twitterでは、「瞬間接着剤で皮膚同士がくっついてしまった時は、ぬるま湯の中でしばらくモミモミすると剥がすことができる」と説明し、はがし方の動画も公開しています。また、指に残った接着剤は、アセトン入りの除光液を使えば取り除くことができるそうです。いざという時のために覚えておきたいですね。