政治ネタあり、春画あり、映画あり、漫画あり!

2019/7/31 15:00 Tak(タケ) Tak(タケ)

さてさて、後半の5冊はちょっとバラエティーに富んだものをピックアップしてみます。

こうしたバラバラ感もまた、アートな脂肪がついたことに気付くのに大変有効なことだったりします。


永田町絵画館
福本ヒデ(著)



とんでも春画 妖怪・幽霊・けものたち
鈴木堅弘 (著)



武器になる知的教養 西洋美術鑑賞
秋元雄史(著)



映画と芸術と生と
岡田温司(著)



狂斎
ちさかあや (著)

古典は安心して読むことができる本であるに対して、新刊書を読むことは一種の冒険である。 しかし読書においても冒険するのでなければ得ることがないであろう。 古典を偏愛して新刊書を嫌悪する者において読書は単に趣味的になる傾向があり、一種のディレッタンティズムに陥り易い。 三木清『如何に読書すべきか』



読書の幸福は、なれた読書家でもびっくりするほど予知しがたいものだ。学問は遠くから見ていては面白いものではない。 アラン/宗左近訳『幸福について(下)』

世の中に何がぜいたくだと言って、このような美しく貴重な自然を勝手自在にわが物同様に使用し時には濫費してもいいという、これほどのぜいたくは少ないと思う。これに匹敵するぜいたくはおそらくただ読書ぐらいのものかもしれない。そんな絵を見るたびに、きっと自分も門から外へ出てかいてみたくなるのである。 寺田寅彦『写生紀行』




来るべき芸術の秋に備えて、夏こそ読書です。良質なアートな脂肪を身に付けましょう!!

9月5日には監修を手がけたこちらの新書が発売となります。合わせて是非~


失われたアートの謎を解く』(ちくま新書)
青い日記帳(監修)

《モナ・リザ》盗難、ナチスの美術品犯罪、ラスコーのレプリカなど。欲望に塗れた黒歴史とそれに立ち向かう現代技術が綾なす美術への新しい視座。カラー新書。

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