驚くほど手軽にできる【野点】が最高だった

2019/5/17 21:20 虹


5月になりました! 緑がまぶしい季節ですね。
この季節になるとバーベキューやピクニックの計画を立てたくなる方も多いのではないでしょうか?

私もインドア派であるにもかかわらず浮足立ってしまい、何かできないかな……と考えてみたところ、意外とシンプルな準備で挑戦できそうな野点(のだて)に行き当たり、実際に試してみることにしました!


◆野点とは?



野点とは屋外で茶の湯をおこなうこと。1587年の九州征伐の際、箱崎(現在の博多)に滞在していた豊臣秀吉に対し、千利休が屋外で松葉を燻してお湯を沸かし、茶を点てたことが起源と言われています。

よく写真などで見かける大きな赤い和傘が置かれているのは、同じく秀吉が催した北野大茶会にて茶人の丿貫(へちかん)が朱塗りの大傘を立てたことに由来するようです。
このあたりは漫画『へうげもの』(山田芳裕著)をご存知の方にはおなじみのエピソードでしょう。


▲こちらはアニメ「へうげもの」のワンシーン。北野大茶会にて、丿貫が朱塗りの大傘の下で茶を点てています。

敷居の高いイメージがある茶道ですが、お作法に詳しくなくとも比較的カジュアルに楽しめるのが野点です。四季折々のすばらしさを味わう茶の湯の世界において、自然の中でそれを行うというのは、ある種の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

★いまトピアート部・KINさんが『へうげもの』をはじめ、日本美術が楽しくなる漫画について記事を書かれています!→【これを読めばもう大丈夫】日本美術がわかる!オススメ名作漫画と展覧会


◆いざ実践へ

こんなふうに偉そうに書いていますが、私自身茶道の経験はずいぶん前に3年ほど。お点前についてもだいぶ忘れてしまいました。
それに甘えるわけではありませんが、今回は「自転車で片道15キロ走っても気にならない、必要最低限のお道具」のみを持った超簡易野点として計画。本来ならば茶箱を持っていくところですが、建水はもちろん、棗すら持ちません(壊れたら困るから……)。

携行するお道具は、お湯を入れるステンレスのポットと抹茶、茶筅、茶碗、茶杓のみ。お菓子は現地で調達します。



いろいろとお叱りを受けそうな軽装備ですが(笑)、まずはこれでできるかどうか……。今回は実験の意味も兼ねて挑戦してみようと思います!

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