「コーラに漬けた歯が溶けているポスター」の疑問に、大人は説明できず→コーラ工場の人「溶ける前に死にます」
昔、親から「コーラを飲むと骨が溶ける」と注意されたことはありませんか?そのことから、コーラを飲ませてもらえなかった人も多いのではないでしょうか。
Twitterでは、タクラミックス (@takuramix)さんが投稿したこんなツイートが注目されています。
小学生の時、保健室にコーラに漬けた歯が溶けてる写真が大きく載ったポスターがあって、
— タクラミックス (@takuramix) 2019年2月21日
「言いたいことは分かるけど、コーラを飲む事と、コーラに何日も歯を漬けといた結果って別の話じゃないんですか?」
と質問したら、まともに答えてくれる大人が誰一人居なかったんだよな…70年代の話だけど。
…この話、もう少し詳しく書くとですね…コーラに漬けられて溶けてる歯の写真と共に、骨が弱くなると書かれていて、「歯はコーラを飲むときに直接触れるけど、骨には直接触れないだろ?」というのが決定的に変だと思ったトコロなんですよ。
— タクラミックス (@takuramix) 2019年2月21日
…昔、日本にあまり肉食の文化がなかった頃、牛鍋を食べると牛になるなんて騒いだのが居たらしいんですが、あれと同じじゃないかと思いましてね(しかし、牛鍋で騒いだ人って、なぜ自分が米や魚になるとは思わなかったんだろう?)
— タクラミックス (@takuramix) 2019年2月21日
…まあ、今でもまだ見かけますけどね、この種の話。酢で体が柔らかくなる(それ骨溶けとるやんか!)とか、粘りの強い食べ物で粘り強くなれる(精神に直接作用するの?!)とか、呪術の世界のまんまがテレビとかインターネットという文明の利器から流れてくるという…面白いものです
— タクラミックス (@takuramix) 2019年2月21日
投稿者のタクラミックスさんは、小学生のときに保健室にコーラに漬けた歯が溶けてる写真が大きく載っているとともに、「骨が弱くなる」と書かれたポスターを見たそうです。
疑問を抱いたタクラミックスさんは、「コーラを飲む事と、コーラに何日も歯を漬けといた結果って別の話じゃないんですか?」と質問したそうですが、まともに答えてくれる大人は1人もいなかったそう。
タクラミックスさんは「歯はコーラを飲むときに直接触れるけど、骨には直接触れないのでは?」と考えたそうです。
この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。
・コーラの飲み過ぎによるリンの過剰摂取で骨や歯に悪影響があるのではと言われていた時代に、炭酸が炭酸カルシウムを溶かす現象と混同して作られたポスターですね
・酢はなぜか「体をやわらかくする」という迷信に。
・コーラが骨を溶かすというのは迷信
・ツールドフランスではレース中の補給食に普通に缶コーラが入ってたりします
・コーラの工場見学で「コーラを飲みすぎると骨が溶けるって本当ですか?」と聞いたら、工場の方が「骨が溶けるほど飲んだら、溶ける前に死にます。どんな飲み物でもね。」と返して、ドッと笑いがおきました
・まず骨と歯が別物ということも学校で教えてほしいですよね
・今のお年寄りは少ないおかずで大量のご飯を食べてた世代だからコーラをぶ飲みする若者と大差ないんですよね
・大きくなってからコーラの砂糖や歯磨きサボった所為だと気づくんですよね
・「何日コーラ口に含んどくんこれ?」って聞くよねフツー
・それを幼稚園の時に母親に言ったら子供は大人の言うことを聞きなさいで片付けられましたねぇ
・そもそもコーラがテトラヒドロキシアパタイトを溶かす成分を含んでるなら食品衛生なんたらに引っかかって大問題なってコカ・コーラ上場廃止なるっしょ?
実際に、コーラの中に歯や魚の骨などを長時間漬けておくと、カルシウムやマグネシウムが溶け出すそうですが、これはコーラに限らず、ほかの炭酸飲料やジュース(酸を含んだ飲み物)でも同じことだそうです。
筆者も子供の頃に祖母から「骨が溶ける」と注意されたことがあります。しばらくは信じていたのですが、タクラミックスさんと同じように「コーラなどを飲んだからといって、人の体内で骨に直接触れることはない」ことに気づきました。
歯の場合は確かに溶けるかもしれませんが、コーラは飲みものなので歯に長い間くっついていることはありませんよね。それより、虫歯菌が糖分によって虫歯を作る方がよほど怖いと思います。子供のいる親御さんは、その点をしっかりと教える必要がありそうですね。
(いまトピ編集部:ヤタロー)