最終回目前『SSSS.GRIDMAN』愛が炸裂!ご本人も登場のイベントレポでBABY DAN DAN (2/3)

2018/12/17 21:00 大内ライダー 大内ライダー

稲田さんがアレクシスを演じた上でのエピソードとしては、このとき放送されたばかりの第7話における、アレクシスが中華料理屋に現れるシーンについて言及。
「ギャグシーンだと思ってコミカルに演じたら、“もっとカッコよくやってください”とダメ出しされた」と笑い、
「イメージとしては“年上の彼氏”のような雰囲気で演じた」と語った。家で二人きりだとフランクな態度だが、彼女の男友達と会う時はややかしこまりつつも余裕を見せる…という年上の彼氏風なニュアンスが、そのシーンを見返すと伝わるだろう。



・「グリッドマン」役の緑川光氏について
両作ともにグリッドマンを演じている声優の緑川光氏についても話は広がり、
小尾さんは、当時は撮影現場とアフレコは全く別の場所だったため緑川氏とは一年通して2回しか会えず、その後やっと2017年のイベントで再会したことを明かす。
稲田さんはデビュー当時から後輩としてお世話になっていることや、二人が声優として参加している「スーパーロボット大戦」のデバック作業(納品前にプログラム上のバグを探すため、延々とゲームをプレイして動作をチェックする作業)の手伝いを、年末のオフィスで自らすすんでやっていたという思い出を振り返った。



トーク後は、三中氏と京佑氏によるコンビ「スーパーヒーロー」の、地球上唯一のネタであろう「グリッドマン漫才」
会場をありったけの爆笑の渦に包んだ。まちがいなくこの日この場でしか伝わらないのが勿体無い!!



ジェスチャーゲームでは、小尾さんが武史を演じたり、稲田さんはかつて演じたあのキャラを表現するという一幕も。
その後の稲田さんによる『アレクシスが言わなそうなこと大喜利』では、
稲田さん演じる地獄の番犬的なアレや、金色の親衛隊長的なあのセリフも飛び出す、サービス満点な演目が繰り広げられユニバース。



イベントのフィナーレは、お客さんが持ってきていた当時物のアクセプターを装着した小尾さんによる生変身「アクセスフラッシュ!」
そして出演者全員で『SSSS.GRIDMAN』のオープニングテーマ「UNION」を科楽特奏隊が伴奏で熱唱。
初代グリッドマン本人である小尾さんもマイクを持って新GRIDMANの歌を歌う、夢の一夜にふさわしい形で幕が下りたのだった。



今回のイベントに出演してみて感じたのは、その圧倒的な「愛」の質量だ。
演者も観客も全員が、25年前の作品である『電光超人グリッドマン』と、時を超えて今盛り上がっている『SSSS.GRIDMAN』を、心から愛している。そして、その愛が誰より深いのが小尾昌也さんであり、稲田徹さんであるからして、そういった人たちが携わり、作り上げた作品が傑作でないわけがないだろう。



いよいよ目前に迫った最終回。果たしてこの先に、どんな“未来(あす)のステージ”が待ち受けるのか。
自分なりの想像、妄想、期待、分析、検証、憶測を積みに積み、重ねに重ねて、その時を迎えたい。


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