トラウマ級!?まるでホラー映画…西洋のナマハゲがケタ違いの恐怖【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2018/12/14 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 西洋にもナマハゲがあった!?

先日、日本の「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。秋田県男鹿市のナハマゲや沖縄県宮古島市のパーントゥなど10件がまとめて登録されたのですが、同じような来訪神行事が海外にもあることをご存知でしょうか。それがこちら、ドイツやオーストリアなどのクランプスです。



クランプスは夢魔のような生物で、クリスマスシーズンに聖ニコラウスに同行して悪い子に罰を与えるという行事。実施される時期、恐ろしい面などで仮装すること、子供に対して諭すことなど、非常にナマハゲとの共通点が多いのです。しかしナマハゲに比べると、かなりリアルな造形で非常に恐ろしいです。


地域により色々なケースがありますが、多くは毛皮を身にまとい、山羊や羊の角を生やし、カウベルをぶら下げています。鞭などの武器を持ち、悪い子だけでなく大人も容赦なく襲うのです。泣かせるだけでなく、物理的に接触して厄落としなどの効果をもたらすというところは宮古島のパーントゥにも通じるところがあるのかもしれません。


右上なんかはすごい移動手段ですね。人力車みたいなものでしょうか。ここら辺のアクティブさや、お面などの造形は自由なので恐ろしさを競い合って進化しているところなどは、日本の伝統行事とは少し違う発展をみせています。


現在は日本でもこの行事が行われております。東京都板橋区の志村坂上駅の近くで毎年パレードが行われていますので、気になった方は是非来年参加してみてください。そしていつかは本国で体験しましょう!



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