【普通の人は知らない】ジャニーズファン事情 ~チケット・グッズ編~
ジャニーズファン以外の人との会話するとたびたび驚かれることがあります。
「同じアルバムを二枚も買うの!?」
「チケットはコンビニで買えないの?」
「グッズを買うのに始発で?」
こちらではすっかり習慣化したことも「ありえない」と言われるなど、双方で驚くことも少なくありません。
そこで今回は、普通の人は知らないチケットやグッズにまつわるファン事情をまとめてみました。
●チケットの申し込みはファンクラブ、ときどきプレイガイド
コンサートチケットの申し込みは、ファンクラブ会員に限定されていることがほとんどです。郵送やメール、サイトに書かれている案内に沿って申し込みをします。ときどきプレイガイドで発売されることもありますが、ファンクラブから優先的に通知されるので、加入者は多いです。
●チケットは前払い制
手書きまたは送付されてくる振込用紙で郵便局から振込をします。
チケット代+申し込み手数料500円+郵便局での手数料120円
(※一部抽選後に振込む場合もある)
チケット代金はグループによって金額が異なり、6,500~8000円前後。
●どの席でもチケット代は同じ
ステージに近いアリーナ席だろうが、会場を一望できる天井席だろうが代金は変わりません。
タレントを間近で見れないとしても、高い位置から眺める舞台演出はすばらしく、ステージ全体が見渡せるので天井席には天井席なりの楽しみ方があります。
以前参戦したコンサートは、メインステージ真横の3階席とスタンドの中でもいい席とは言えませんでしたが、開演前に円陣を組む掛け声が聞こえたり、メンバーと同じ目線で会場を見ることができたりと大満足。双眼鏡は必須ですが、後ろ姿や襟足を眺めているだけでも飽きないから不思議。
●チケットの当落確認はナビダイヤル
チケットの抽選結果は、ナビダイヤル(有料)で確認できます。
(メールで通知されるケースもある)
当選していればチケットが郵送されてきますが、休暇をとったり遠征の段取りをしたりと、事前の準備があるのでいち早く当落を知りたいもの。発表直後は問い合わせが殺到して電話がつながりません。
当落発表直後は、まずつながらない
一般人にかける回数より、当落確認にかける電話の回数の方が多い。はるかに多い。呆れるほど多い。 これこそ #ジャニヲタあるある
— わ か ぴ (@uewkpom) 2012, 1月 18
50回以上も発信→切断を繰り返すので、つながったのにも関わらず切ってしまうことも……
「大変混み合って…」ブチッ 「大変」ブチッ 「たい」ブチッ 「た」ブチッ 「ナビダイヤルに…」ブチッ 『あああーーーー!!』 #ジャニヲタあるある
— めぇ (@ytkkyy0326) 2012, 1月 18
苦戦を強いられたのにも関わらず「チケットのご用意ができませんでした」のアナウンスを聞いた時のガッカリ具合といったら……。
●落選すると、払い戻し用紙が届く
申込時に支払ったチケット代金から払い戻し手数料(700円)を引いた、払い戻し用紙が届きます。
落選すればマイナスの出費となりますが、こればかりは決まりごとなので嘆いても仕方ありません。宝くじと同様、申し込まなければチャンスは生まれませんし、自分名義でチケットが当たれば、まるでメンバーから招待状をもらったような感覚に浸れる嬉しさもあります。
●グッズ購入のために数時間並ぶのは当たり前
コンサートグッズのネット通販や店頭での販売はありません。ですからコンサート当日に会場の横に設置されたグッズ売り場で購入するのが通常。
「2時間なんて並んだうちに入らない」という声を耳にするほど、数時間並ぶのは当たり前のこと。また前日にグッズだけを販売するプレ販売日が設けられることも多く、連日会場へ足を運ぶ人も少なくありません。
プレ販売がないと5~6時間並んでも辿り着かず、開演時間に間に合わないこともありました……。ファン以外からすれば「なぜ?」と言われそうですが、そうまでしても「欲しい!」と思えるものがその先にはあるのです。
普段はギリギリまで寝ている生活でも、コンサートやグッズ販売日ともなれば目覚めが違います。会場限定アイテムや、前日の売り切れ情報を耳にすれば、始発で会場に向かうこともザラ。早起きの素晴らしさを教えてくれたのもジャニーズです。
穴場はプレ販売日の夜。売り切れてしまうグッズもありますが、ペンライトやうちわ、写真などの定番アイテムは10分も並ばずに買えることが多いです。ポスターなど、座席でかさばるアイテムは前日に購入しておくと便利です。
●グッズの買取業者が存在する
やっとの思いで購入したコンサートグッズも、担降り(ファンをやめる)や卒業によって不要になることもあります。友人にあげたり、SNSのコミュニティで譲ったり、ネットのオークションに出品するなどしてさばきます。
また、ジャニーズグッズを専門に扱う買い取り業者がいるので、そこへ鑑定に出して買い取りを依頼する人も少なくないようです。限定販売や売り切れなどのレアグッズにはプレミアがつきます。
趣味とはいえ、もはや生活の一部になりつつあるジャニーズ。キャーキャー言っているだけでは務まらないことや、「気合と根性」で乗り切る部活のような一面もあり、たくましさも身につきます。周囲からの「ジャニーズw」という嘲笑にも負けず突き進む先には、この上ない達成感や幸福感があるのです。
柚月裕実