【アラフォーの服選び】衣替えの季節に!「K.K closet スタイリスト菊池京子の365日」に学ぶベーシックなおしゃれ

2018/10/8 10:59 柚月裕実 柚月裕実


日中はTシャツで過ごせても、夕方になると肌寒く感じるこの頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、ばたばたしている間に衣替えの季節に……。

このタイミングで春夏ものと秋冬ものをチェンジする人も多いかもしれないけれど、しまい込む前にちょっと待った! ざっくりと一年分の洋服をみつめなおすいい機会かも。


そこで参考にしたいのが「K.K closet スタイリスト菊池京子の365日」。

スタイリスト菊池京子さんによるオール私服ダイアリー。
Spring-Summer、Autumn-Winterの上下巻で、帯にはシリーズ累計37万部突破とある。


Spring-Summer
K.K closet スタイリスト菊池京子の365日 Spring-Summer


Autumn-Winter
K.K closet スタイリスト菊池京子の365日 Autumn-Winter


この書籍の何がすごいって、上下巻で本当に365日分のコーディネートが掲載されていること。
夏から秋服へシフトするときに毎年思うのが、「一体何を着たらいいんだ!」「去年の私は何を着て歩いてたんだ!!」となりがち。微妙な季節の変わり目は、どんなアイテムを補充したらいいのか、何を買えばいいのか毎年迷子になる時期だ。

コーディネートでは、同一アイテムがところどころで登場するので、着回しの勉強になるのが嬉しい。
5月の白いデニムが12月のコーディネートにも登場していて、同じアイテムを真逆の季節にこう活用するのか、こういうアイテムを併せたらよいのか!と気づきを与えてくれる。
知りたいのは着回しなのだ。


衣替えでは極端な季節アイテムはしまうとして、「これって意外と冬場でも着られるのではないか」という視点で見て詰めなおしてみると、重ね着したりアウターやボトムスの選び方次第で、着回せるのではないかと幅が広がる。

ちなみに、Spring-Summerの初版は2014年3月!
いま読んでも古さを感じないのは、やはりベーシックなアイテムを使っているからだろう。こうも息の長い様子をみてしまうと、ベーシックなアイテム探しに力が入るってもの。


10月のページをみてみると、ダークカラーのアイテムが増えているものの、白いバッグを持つことで重たくなりすぎるのをおさえている。白の使い方が粋だなと。
これも本革のしっかりしたバッグだから成立するのかーなど、眺めていくうちにいろいろと見えてくる。

他にも白いシャツを着たらバッグは黒で引き締める、夕方からの寒さ対策としてストールを一枚持つ、脱着可能なシャツを活用する……この時期はあれこれ買わずに、小物で工夫すればいいのか。


デニム、ぺたんこシューズ、パーカー、スニーカーとカジュアルなアイテムが多いのに、カジュアルすぎないさじ加減がお見事。仕事をしているとそこまでカジュアルに振り切ることもできないので、かなり参考になる。

なにより、二冊で一年間分のコーディネートが見られるので、何を補充したらいいのかが見えてくる。特に季節の変わり目のコーディネートではどんな素材のアイテムを買ったらいいのかがつかめるのではないか。

急に寒い日があると、焦って衝動を買いしがち……。
アラフォーのいま、ワンシーズンしか着られないアイテムを買うほどの気力はないわけで。まずはストールとカーディガンを使いこなす技で乗り切ってみようと思う。


◆アラフォーついに服を買う。

夏服を買い損ねていたけれど、ようやく服を購入した!!

まず購入したのはシャツワンピース。
色は安定のブラックで、素材はキュプラ。
少々長めの丈でストンと下に落ち縦長シルエット。
襟はくったりとしていて、首から鎖骨にかけてつまり過ぎず、抜け感が出ていい感じ。
シャキッとしたコットンシャツの張りきった感じではないところが自分らしいなと。

衣替えのシーズンのせいか10%OFF期間中で、かなりいい買い物ができた。
(自撮りする習慣がないので画像はないけれど、観光地に来たと思って誰かに撮ってもらおうw)


おもむろに、シャツワンピースの良かった点をまとめてみる。

・一枚でサマになるのでコーディネートに悩まない!
・インナーを変えたり、袖をまくることで夏以外は着られる
・ボトムスをレギンス、タイツ、デニムと気温に応じて変えられる
・ボタンを開けてロングカーディガン風に着られる
・ラフでも襟付きなので、アクセサリーをしっかり合わせれば初対面の場にも着ていける
・細い布ベルトが付属しているので、きつめにしめてブラウジングも可能(デブが目立つからしないけどね!)

思いのほか着回しがきいて優秀だった!
キュプラならではのテロンとした質感や、歩くたびにサイドスリットに動きがでるのでシルエットがきれい。
コットン素材だともうちょっとかっちりした雰囲気になるかもしれないので、同じ形でもどの素材にするのかも大事!


店員さんからオーガンジーのレギンスを勧められたものの、調子にのったらあかん!とこれは課題として持ち帰った。 まずは、某ファストファッションのコットン素材のレギンスと、リブレギンスを合わせている。

足元は普段はバレエシューズ、ご挨拶に伺うときはヒールをあわせて引き締め…ているつもり。
しかし、本当にラク!!!
朝、迷わずにすっぽりかぶればいいだけなの、めちゃめちゃラク!!
オバケのQ太郎みたいでも気にしない。


今回の教訓!
・ベーシックなアイテムは色あせない!
・ストール、カーディガンなどの小物を充実させるべし
・同じ形のアイテムでも素材にこだわってみる




さて、前回の断捨離から2週間ほど。
クローゼットの中にある衣装ケースをすべて出し、あいまいな服を捨てた。

いつ履いてたんだっていうラメのタイツとか、もう二度と入らないベルトとか、いつか部屋着にすればいいかと降格のカーディガン、袖ナシダウン、行きもしないバカンス用にと、浜辺で着たらいい感じのワンピースなどなど……あいまいなものを全て清算。決別!
(なんだか複雑な男女関係みたいだな……。あばよ!!)
ゴミ袋2袋分。これにも家賃を払ってたかと思うと、なんだかすっきり!

次回は、同じくアラフォーに差し掛かり、着る服に悩める方に向けた書籍をピックアップ。

やっぱり着る服に悩む年頃なんだよなぁ。


(柚月裕実)