強引すぎる〇〇の擬人化……カープ優勝に沸く広島の不思議な「ファンシー絵みやげ」(1/3)
■ 広島東洋カープ3連覇
先日、広島東洋カープがリーグ優勝を決めました。セリーグでは巨人以外に3年連続でペナントレースを制したチームがありませんので、2球団目の快挙ということになります。
↑筆者は広島生まれなので、こういう衣服に身を包む瞬間も稀に存在する。
3連覇の前に優勝したのが1991年。まさにこの時代には、修学旅行の定番である広島にもファンシー絵みやげという観光地みやげが多数売られていました。今年も新たに発見された広島のファンシー絵みやげを紹介していきましょう。
↑ファンシー絵みやげの例。これは昨年の記事で紹介した宮島の平清盛キーホルダー。
ファンシー絵みやげとは1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地の土産店や施設の売店で売られていた子供向けの雑貨みやげです。動物は擬人化され、人物は二頭身にデフォルメされた漫画風のキャラクターイラストが特徴です。
■ 広島のファンシー絵みやげモチーフ
前回優勝時(第29回)は主に宮島のお土産を紹介しました。日本三景の一つとされる安芸の宮島といえば海に浮かぶ鳥居で有名な厳島神社があり、関係が深い平清盛がキャラクターのモチーフとして多いという話でしたね。
↑神主さん、巫女さんのファンシー絵みやげキーホルダー。
神社なので神主さんや巫女さんのイラストもありますが少なく、また、鹿のモチーフも数える程度しか確認できていません。そもそも全国に神社は数あれど、神主さんや巫女さんがモチーフのお土産自体が少ないのです。また、鹿についてもデフォルメが難しいためか、あまり使われません。