輝く小林。「デブはキラキラしたら逮捕されるんか。」
「コーヒーを飲むと脂肪を燃焼しやすい」と聞いて
最近、コーヒー(牛乳2:砂糖8億の割合)を飲んでいます。
太りました。小林です。
最初に告知しちゃいますが、
5/28(月)宝島社さんから本が発売されます!
その名も
【小林姉妹presents 禁断の変態ごはん】!!!
デブたちが泣いて喜ぶ変態級にハイカロリーな即デブ飯レシピ本となっております。
この夏、かき氷なんて食べてないで、みんなでデブ飯を食べよう。
amazonでは予約受付中です!
みなさん是非買ってください。本当に。
これが売れなきゃいよいよ業界から消されてしまいます。
それでは消される前にさっそくお便り参りましょう。
ペンネーム「アイコ」さん
『158㎝/70㎏の女子です。
年齢は20代で現在は介護の仕事をしていますが、化粧品販売や雑貨販売の仕事に転職したいと思っております。
ですがやはりキラキラしたお仕事、デブには無理なのでしょうか?
デブはなんの仕事ができるか毎日悩んでいて死にそうです。』
死なないで。
このお便りを読んで
「そもそもキラキラってなんなんだろう。」
と私自身考えてみましたが、定義なんてないですよね。
キラキラは客観的なものではなくて主観的なものだと思っています。
現在、アイコさんの悩みの種になっている「デブだからキラキラできない」という思考も主観的なものであって、体型に限らずキラキラしている人はキラキラしているのではないでしょうか。
でもその「デブだから…」っていう気持ち、死ぬほど分かる。
のたうち回ったあとに抱きしめて「分かる」って囁きたいほど分かる。結婚しよう。
デブってその、たったひとつ「デブ」という理由だけでたくさんの可能性や未来を殺しますよね。
デブの殺傷力はすさまじい。
じゃあもう解決方法は、分かるよな。
自分の中のデブを殺すしかない。
でもデブを殺せないからこうやって死ぬほど悩んでお便りくださったんですよね~~!
こんなへっぽこクソつまらない「やまない雨はない。」みたいな回答いらないですよね~~!
てかまじで「やまない雨はない。」類の慰め文句ほんとなんなの。この際聞くけど。
で、ここからがデブの落とし穴。
例えば私のこの「デブを殺す」というアドバイスを真に受けた数々のデブたちが「たしかにそうだね!まずはデブを殺す!それで痩せたら〇〇しよう!」という思考になったとします。
ダメ、絶対。
恋多き女の「彼が最後の人」とデブの「痩せたらこの服着る」は信じられない。
そうだろ、なあ、そこの笑っているお前。顔丸いぞ。
デブが目標を達成してから行動に移せたところ見たことない!ツチノコと同じくらい見たことない!
なのでデブは「行動しながら痩せる」これが正解だと私は思います。
運動靴とか揃えてから走るんじゃなくて走りながら買う。
A4のコピー用紙に「☆ダイエット計画表☆」とかタイトルつけて計画表を作り、満足してチョコ食う。
そんなことしてないで、走りながら考える。吐くまで走る。
ちなみに私はつい昨日、史上最強に可愛いダイエット計画表を完成させ、インスタに載せて満足してポテチ食べて寝ました。
ダイエット計画しているときが一番楽しい。
その時は本当に出来ると思っているから。
そんなことの繰り返しなので痩せられないデブだけど、=キラキラするな。
という方程式は成り立たないですよね。法にも触れていないはずです。
デブがキラキラしたら現行犯逮捕されるとかだったら私も「大人しく家で羽毛布団の羽毛引き抜いていましょう。」って言います。
でも、そんなことないですから。安心してください。
なんとなく周りの目が気になって行動に移せないとしても、きっと一番のストッパーは周りの目ではなく、「周りの目を気にしてしまう自分の目」ではないでしょうか。
私の身近な人で「キラキラしている人」と言う言葉にまさに当てはまる人がいます。
その方は香水のお店を開いていて、その方お店に行くと壁一面華やかな香水の瓶が綺麗に並べられているんです。
その光景が本当に魔法のように美しくて、いつも顔がふにゃふにゃになってしまうほどうっとりしてしまいます。
そういえば、その方もちょうどアイコさんと同じ体型くらいですかね。
でも、だからなに?って話です。ただそれだけの話。
その方からは香水が大好きということだけが素直に伝わり、いつもまごころ込めて私に合う香水を一緒に探してくれます。
100種類以上の香水の中から香水を選んでくれている時の仕草は可愛らしく、とても上品で、魅力的です。
本当に好きなものを好きなだけ、大変なことを乗り越えてでもやりたいことをしている方というのはいつも輝いています。
他の人とはちょっと違う。何か特別なものを持っているような雰囲気があります。
結局「キラキラ」というものは外から付けられるものではなく、内から湧き出るものです。
環境や見た目にこだわってキラキラさせるのもとても素敵なものだと思います。
でもまず大前提に、自分の一番中心にある心をキラキラさせることが、なによりも大切なことではないでしょうか。
【結論】
キラキラは自己満足。好きなことやりまくっちゃえ!
デブだろうが、男だろうが女だろうが、なんだろうが、やりたいことに規制をかけるのはよくない!
私は全く売れていない漫画家ですが、それでもなお漫画を書いている時が私自身1番キラキラしていると思っています。
売れたいけどね!!!!
私も化粧品や雑貨の小物を揃えることが好きなので
いつかアイコさんから素敵なものを購入できたらいいな~
さて、今日はここまでです。
お便りはこちらまで
希望のペンネームがある場合は本文に記載してください。
無い場合はこちらで勝手にありそうなペンネームを付けさせていただきます。
(インスタグラムのDM、TwitterのDMでも受け付けております。)
(お便り内容は文字数制限により、こちらで添削して載せる場合があります。)
また、3月16日より
KADOKAWAさんから私の初の単行本
「小林姉妹はあきらめない!」
が発売されております。
売れなければこの世界から消されてしまいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
(小林潤奈)