【母の日直前】リアルバブル世代のママに、本当に欲しいモノを聞いた

2018/4/25 10:30 DJGB DJGB


人ごみに流されて変わってゆくみなさんこんばんは、バブル時代研究家のDJGBです。

あの楽天市場が、先日なぜだかこんなページを公開しました。

これは何やら(いい意味で)アレな感じ。楽天ダイヤモンド会員5か月目の私としても、放っておくわけにはいきません。



■緻密なマーケティングで導き出された「母の日×バブル」

それにしてもなぜ、「母の日×バブル」なのでしょう。

さっそく楽天市場 広報の三浦さんに話を聞きました。

三浦さん: 楽天市場では毎年、様々な視点で母の日特集ページを企画しています。
今年は平野ノラさんの活躍や、高校生によるダンスでバブル時代が話題を集めていることもあり、きっと、バブルを知らない人たちも、自由でゴージャスで開放的だったバブル文化について、楽しみながら興味を持って読んでいただけるのではないか、と思い企画しました。


おお、バブルブームはここまで…にしても、さすがに「母の日」とバブルではこじつけすぎでは?

三浦さん: 「バブル世代母さん」の子供世代、つまり20代~30代前後の方はもちろん、楽天市場における主要購買層は30代~40代の女性も、バブル時代のことや、バブルらしいセンスは実体験としては知らない世代の方々です。自分より少し年上の、元気なバブル世代の女性に喜んでもらえるギフト選びのヒントになるよう、当時を愛する社員に全面協力してもらって意見を徹底的にヒアリングしています。

確かに主要購買層とされる方々の母親には、かつてミツグ君たちからプレゼントをもらいまくった“バブル世代”が多そう。さすがITカンパニー。定量・定性どちらの分析も完璧です。

聞けば楽天市場の母の日ギフトの売上は年々伸びており、2017年は前年比の1.2倍だったとのこと。今年はさらなる盛り上がりが期待できそうです。



■バブル当時のプレゼント事情は?

ところで、バブル期のプレゼントは、そんなにゴージャスだったのでしょうか。ここは当時をリアルに経験している人に聞くべきでしょう。

お話を伺ったのは、「バブル世代母さん専用ギフト」ページを全面監修された楽天社員のバブリー美南さん(仮名、現在50代後半)。バブル期に青春時代を過ごし、現在はママとしてプレゼントを受け取る立場でもあります。当時のお写真がこちら。

これは期待できそうです。

そもそも、バブル時代ってホントにスゴかったんですか?


美南さん:「アッシー」「ミツグくん」など、バブル時代の作り話だと思われるかもしれませんが、 今、スマホでゲームをしている人の数ほど沢山いたんですよ。今ふりかえると、みんな、急にお金が入ってきて使うところがなくて、いちばん手っ取り早くお金を使えるのが「車」と「プレゼント」だったのかな…と。


当時の美南さんたち。「Choo Choo Train」はEXILEの曲じゃないからな!

ご自身も、けっこうプレゼントもらいました?


美南さん:私自身 あまりジュエリーのありがたさが分かっていないころにバブルを迎えてしまったので…。頂きものも含め、あまりにも手持ちのジュエリーが増え過ぎて溢れてしまった結果、あまり好みでないジュエリーの管理は行き届かず、気付いたらうっかりゴミ箱に入っていたことも…。

エッ、ゴミ箱へ!?銀座じゅわいお・くちゅーるマキが泣きますよ!


美南さん:ゴミ箱に入ってしまっていたゴージャスなジュエリーは、母が拾っていました。それ以来、ゴミ箱は定期的にチェックされていました(笑)

これぞバブリー…。当時は川崎市の竹やぶに2億4500万円の現金が捨てられていた(89年)こともあったくらいですから、時代…ですね。



■「バブル世代ママ」が本当にもらってうれしいモノは?


美南さんサービスショット。この日の日経平均株価の終値は2万7294円。

では実際のところ、バブル世代ママにプレゼントして喜ばれるモノは何なのでしょうか。


美南さん:楽天市場のユーザーさんの中には、私と同じくバブル真っただ中を経験したお母様を持つ方もいらっしゃると思います。昔、お茶目をしていたバブル世代お母さんには、バブル世代のツボをおさえつつも、当時のレトロな品物そのものじゃなくて、五十代になった今こそ使いたい、品の良い品物がうれしいですね。

確かに。男は、子供のころ買えなかったオモチャをいつまでも探し求めますが、「今こそ使えるモノ」が欲しいというのは女性ならでは視点かもですね。

ということで、美南さんにキーワードをいくつか挙げていただきました (なお紹介しているアイテムはDJGBのチョイスです)。

●上質な良いもの




美南さん:今は、国産の良いものや日本の匠がつくった製品が素敵に見えますね。シンプルで末永く使えるもの、さりげないけど上質なものをプレゼントされたら「おっ、センスいいなぁ」なんてグッときちゃいます


●ラグジュアリーなヘアケアグッズ




美南さん:昔はソバージュ、トサカ頭に命を懸けてました。でも最近は「髪を労りたい」と思いつつ、ファミリー用のシャンプーを使ってる同世代が多いみたいです。家族がいると自然とそうなってしまいがちですよね。だからちょっとラグジュアリーで、年代特有の悩みをカバーできるような「ママ専用シャンプー」をもらえたらすごく嬉しいです。


●ユーミンにサザン…あの頃のヒットソングアルバム




美南さん:バブル絶頂期は、週末ごとにスキーに出かけるのが当たり前でしたよね。金曜の夜は仕事が終わると同時に車で苗場に向かったものでした。 みんな一斉に移動するものだから、環八(環状道路八号線)が大渋滞になって、やっと都内を抜け出す頃には日付が変わって…当時ならではの思い出です。長いドライブに欠かせなかったのがBGM!男性もBGMのチョイスは頑張ったんじゃないでしょうか、イケてる音楽を流す男はモテましたもの!今でもユーミンやサザンの曲を聞くと、車窓の景色が浮かんできます。


●体験型ギフト




美南さん:私たち、モノの消費は十分させていただきました。これからは新しい「経験」「わくわく」「ドキドキ」を楽しめたら嬉しいです。たとえば子どもや孫と一緒に楽しめちゃうアクティビティ。それから、同世代の女子会に使えるチケットとか。あとは家事代行サービスなんかも最高に嬉しい(笑)「ママ、楽して家を綺麗にしてね」なんてメッセージがついてたらホロリときちゃいそうです。


●勝負服




美南さん:今は、服選びが難しいです。肉付きが変わって若い子の服は着られなくなったし、かといって「アラフィフ向け」はおばあちゃんっぽいデザインのものもあるから見極め力が必要です!だからプレゼントなら、スポーツ系が嬉しいかもしれません。体型をカバーしてくれて、オシャレなスポーツウェアは有難いです。



■バブル時代のことを思い出すと、みんな遠い目になる

美南さん、ありがとうございました。うーん、まさに「カンナ8号線」の世界。

バブル世代のみなさんに話を伺うと、例外なくキラキラした目で楽しそうに思い出を語ってくれるのが印象的です。加えて(なんだかんだ言いつつ)まだまだ衰えない消費意欲もこの世代の特徴であることを、再確認できました。

「ゆとり世代」とか揶揄されがちな世代のみなさん、母の日はちょっといいプレゼントでも贈ってみませんか?

たぶんこの曲あたりをBGMに使うと、お母さん遠い目になって昭和に旅立ってしまうハズ。 平成になる直前、88年11月にリリースされたアルバム「Delight Slight Light KISS」から、三菱ミラージュCMソングでおなじみ、松任谷由実で「リフレインが叫んでる」




楽天市場「バブル世代母さん専用ギフト」ページ


(バブル時代研究家DJGB)