「グリルビ~フ!」と叫んでいたのはアノ脚本家!バブル期の懐かしポテチ3種が期間限定復刻
こんばんは、バブル時代研究家DJGBです。
カルビーが80年代後半に発売していた懐かしポテトチップスを3月12日(月)~を期間限定で発売中です。復刻されたのは「エスニカン」(86年)、「グリルビーフ」(87年)、「お好み焼きチップス」(89年)の3種。いずれもアラフォー世代の涙腺を刺激するバブル時代のラインナップです。
この復刻を記念し、カルビーでは “バブル時代を感じさせるアイテム” を10名にプレゼントする「バブルでGo!Go!」キャンペーンを展開中。
「デラックスバブルコース」(5名)の賞品は肩パッド入りバスローブ1 着、シャンパンタワーグラス30個のセット。平野ノラごっこにちょうどよさそう。
「リラックスバブルコース」(5名)ミラーボール風クッション1 個、ポテトチップス3 種×12袋。これでアナタも今すぐ“カウチポテト族”。
柄にもなくしっかりキャンペーン情報を書いていたら、ふと脳裏にREIMYの歌声がよぎりました。せっかくなので、今日も当時のCMをふりかえります。
■30年目の新事実。「グリルビーフ」のジングルは「有頂天」のケラだった!
●「エスニカン」(87年)
湖池屋「カラムーチョ」(84年発売)のヒットに刺激され投入されたのがカルビーの「エスニカン」でした。発売は86年ですが、REIMY(麗美)の「fa. ri. ra」が印象的な87年版のCMのほうをご記憶の方も多いでしょう。
なお86年の新語・流行語大賞には「激辛」が選ばれています。
●「グリルビーフ」(87年)
フジテレビの深夜番組「冗談画報」で注目され、一躍人気者となった清水ミチコを起用。「夢で逢えたら」の開始はこの翌年です。
耳に残る「グリルビ~~~フ!」というジングルを歌っていたのは、当時インディーズバンド「有頂天」のヴォーカルで、現在は主に脚本家として活躍するケラことケラリーノ・サンドロビッチでした。
30年後に知らされた新事実に、清水ミチコも驚愕です。
●「お好み焼きチップス」(89年)
「なぜポテトチップスのCMでロシア民謡?」と思うかもしれませんが、この曲「トロイカ」は、89年当時、爆発的なブームとなっていた「テトリス」(ファミコン、ゲームボーイ版)のBGM。当時の子供たちに最も耳なじみのあった音楽といっても過言ではありません。
■“カウチポテト族”の真実
団塊ジュニアの成長とコンビニの発達を背景に、バブル期、ポテトチップスに代表されるスナック菓子のバリエーションは一気に多様化しました。
「エスニカン」に対抗して「カラムーチョ」のポテトチップス版をリリース(86年)した湖池屋は、その後も「スコーン」(87年)、「ポリンキー」(90年)などのヒット商品を連発。対するカルビーは自社の強みである北海道産ポテトを前面に押し出した「バターしょうゆ味」(88年)、「ア・ラ・ポテト」(89年)で差別化を図ります。そこに割って入ったのが、特許バブリング製法の「オーザック」(ハウス食品、90年)でした。
●「O’zack」(90年)
各社がターゲットとしたのはカウチ(ソファー)に座ってレンタルビデオを楽しみながらポテトチップスをつまむ若者たち、通称 “カウチポテト族” でした。
実はこの“カウチポテト”という言葉、もともとの英語では「ソファーにジャガイモのように転がっている怠惰な様子」という意味で、ポテトチップスをつまむ、という意味は全く含まれていません。
諸説ありますが、どうやら87年にニューヨークの週刊誌で紹介されたCouch Potatoという言葉が誤った解釈で伝わり、日本では前述のような都市部の若者の最先端ライフスタイルを表現した言葉として定着してしまったようです。
バブル期、各社は、実在しない“カウチポテト族”をターゲットにポテチ戦争を繰り広げていたのかもしれません。
「エスニカン」「グリルビーフ」「お好み焼きチップス」の発売は5月下旬まで。カルビーさんにはさらにレアなポテトチップス和風ドレッシング味の復刻も期待!
(バブル時代研究家DJGB)
カルビーが80年代後半に発売していた懐かしポテトチップスを3月12日(月)~を期間限定で発売中です。復刻されたのは「エスニカン」(86年)、「グリルビーフ」(87年)、「お好み焼きチップス」(89年)の3種。いずれもアラフォー世代の涙腺を刺激するバブル時代のラインナップです。
この復刻を記念し、カルビーでは “バブル時代を感じさせるアイテム” を10名にプレゼントする「バブルでGo!Go!」キャンペーンを展開中。
「デラックスバブルコース」(5名)の賞品は肩パッド入りバスローブ1 着、シャンパンタワーグラス30個のセット。平野ノラごっこにちょうどよさそう。
「リラックスバブルコース」(5名)ミラーボール風クッション1 個、ポテトチップス3 種×12袋。これでアナタも今すぐ“カウチポテト族”。
柄にもなくしっかりキャンペーン情報を書いていたら、ふと脳裏にREIMYの歌声がよぎりました。せっかくなので、今日も当時のCMをふりかえります。
■30年目の新事実。「グリルビーフ」のジングルは「有頂天」のケラだった!
●「エスニカン」(87年)
湖池屋「カラムーチョ」(84年発売)のヒットに刺激され投入されたのがカルビーの「エスニカン」でした。発売は86年ですが、REIMY(麗美)の「fa. ri. ra」が印象的な87年版のCMのほうをご記憶の方も多いでしょう。
なお86年の新語・流行語大賞には「激辛」が選ばれています。
●「グリルビーフ」(87年)
フジテレビの深夜番組「冗談画報」で注目され、一躍人気者となった清水ミチコを起用。「夢で逢えたら」の開始はこの翌年です。
耳に残る「グリルビ~~~フ!」というジングルを歌っていたのは、当時インディーズバンド「有頂天」のヴォーカルで、現在は主に脚本家として活躍するケラことケラリーノ・サンドロビッチでした。
ケラさんだったのか!“@kerasand: 懐かしい。グリルビーフCM。このジングル俺だ。清水ミチコ(@michikoshimizu)さんと知り合う前。http://t.co/ctXANrHaOH”
— 清水ミチコ (@michikoshimizu) 2014年3月28日
30年後に知らされた新事実に、清水ミチコも驚愕です。
●「お好み焼きチップス」(89年)
「なぜポテトチップスのCMでロシア民謡?」と思うかもしれませんが、この曲「トロイカ」は、89年当時、爆発的なブームとなっていた「テトリス」(ファミコン、ゲームボーイ版)のBGM。当時の子供たちに最も耳なじみのあった音楽といっても過言ではありません。
■“カウチポテト族”の真実
団塊ジュニアの成長とコンビニの発達を背景に、バブル期、ポテトチップスに代表されるスナック菓子のバリエーションは一気に多様化しました。
「エスニカン」に対抗して「カラムーチョ」のポテトチップス版をリリース(86年)した湖池屋は、その後も「スコーン」(87年)、「ポリンキー」(90年)などのヒット商品を連発。対するカルビーは自社の強みである北海道産ポテトを前面に押し出した「バターしょうゆ味」(88年)、「ア・ラ・ポテト」(89年)で差別化を図ります。そこに割って入ったのが、特許バブリング製法の「オーザック」(ハウス食品、90年)でした。
●「O’zack」(90年)
各社がターゲットとしたのはカウチ(ソファー)に座ってレンタルビデオを楽しみながらポテトチップスをつまむ若者たち、通称 “カウチポテト族” でした。
実はこの“カウチポテト”という言葉、もともとの英語では「ソファーにジャガイモのように転がっている怠惰な様子」という意味で、ポテトチップスをつまむ、という意味は全く含まれていません。
諸説ありますが、どうやら87年にニューヨークの週刊誌で紹介されたCouch Potatoという言葉が誤った解釈で伝わり、日本では前述のような都市部の若者の最先端ライフスタイルを表現した言葉として定着してしまったようです。
バブル期、各社は、実在しない“カウチポテト族”をターゲットにポテチ戦争を繰り広げていたのかもしれません。
「エスニカン」「グリルビーフ」「お好み焼きチップス」の発売は5月下旬まで。カルビーさんにはさらにレアなポテトチップス和風ドレッシング味の復刻も期待!
(バブル時代研究家DJGB)