なぜそこに犬!?…「ファンシー絵みやげ」で振り返る幕末~維新期の人物(2/2)
■ 地域的に必然!?……の坂本龍馬
坂本龍馬といえば土佐藩(現在の高知県)で、土佐には闘犬で有名な土佐犬がいます。坂本龍馬像もある景勝地・桂浜には「とさいぬパーク」という施設がありましたが、昨年5月に惜しまれつつ閉館してしまいました。
↑昨年夏の様子。本当は大きくリアルな土佐犬の顔が描かれている建物には建設用の囲いがされていた。うっすらと中に絵が見える。
↑「とさいぬパーク」でも売られていた可愛すぎるフロッキー加工の土佐犬人形。こんな目で見つめられたら何でも許してしまいそうになる。
桂浜には坂本龍馬グッズと並んで、たくさんの土佐犬グッズも売られています。ファンシー絵みやげにも存在しますので紹介してまいります。
高知県は桂浜で坂本龍馬のファンシー絵みやげ「りょうまくん」の蛍光物体を保護!頭がフタで、あけると首無し竜馬になるよ☆ #ファみ活 #ファンシー絵みやげ pic.twitter.com/xVzSgH9mtQ
— 山下メロ(ファンシー絵みやげ大百科) (@inchorin) 2017年7月16日
↑土佐闘犬スイングキーホルダー。闘犬するので化粧まわしをつけている。
↑土佐闘犬フェルト状差し。なぜか全国的に売られているフェルト製の状差し。
通常は「おりょう」とカップルのイラストが多い坂本龍馬ですが、その土地の別のものと結びつけられることも多く、時にはカツオを持った龍馬というイラストもあります。中でも多いのが土佐犬とのカップリングです。
では、最後にそのカップリングを見てみましょう。
↑坂本龍馬×土佐闘犬 木製メモクリップ。
洋靴にピストルという龍馬の特徴が出ています。ファンシー絵みやげとは少しテイストが違いますね。台座を見てみましょう。
↑GANBARIMASU.
突然の「がんばります」。
誰のセリフなのか。
龍馬の商品といえば「〇〇ぜよ」という土佐弁が定番なのですが……どうしちゃったのでしょうか。
そして気になる土佐闘犬を見てみましょう。
……これ、犬なのでしょうか。
まるでネズミのキャラクターに見えます。
あと、なぜよりによってその表情なのか。
色々と謎です。
では、また次回。
(文と写真:山下メロ“院長”)
■ 保護のお願い
私は全国の観光地で保護活動を行っていますが、現地から消滅したファンシー絵みやげについては、皆様の家に残されたものが頼りです。もしご実家などの学習机の引き出しの中に眠っているものなどが見つかりましたら、是非ともご一報ください。ハッシュタグ #ファンシー絵みやげ での報告も待ってます。
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