戌年にNHK大河ドラマ『西郷どん』…「ファンシー絵みやげ」で振り返る西郷隆盛(1/3)
こんにちは。平成元年あたりのカルチャーを発掘調査している山下メロと申します。80年代とも90年代とも違うその時代を、平成レトロとして愛好しております。
↑スキーウェア姿で失礼します。
当連載では、80年代から平成初期に流行した「ファンシー絵みやげ」から、当時の流行を紹介していきたいと思います。「ファンシー絵みやげ」とは80年代からバブル経済期~崩壊を挟んで90年代まで、日本の観光地で若者向けに売られていた、かわいいイラストが印刷された雑貨みやげのことです。
「ファンシー絵みやげ」については連載第一回をご覧ください。
■ 西郷どん
2018年は戌年ということで、今年の最初に犬のファンシー絵みやげを特集しました。そして、干支が犬だからなのか、本年のNHK大河ドラマ『西郷どん』が「犬を連れている」上野の銅像で有名な西郷隆盛が主人公なのです。
西郷隆盛といえば太い眉毛が印象的な九州男児といったイメージで、おおよそファンシーとは無縁そうですが、なんと鹿児島県ではファンシー絵みやげの時代にご当地のヒーローである西郷どんを多用していたのです。