加藤鷹「つけないのは挨拶ができないのと同じ」紗倉まなら予防呼びかけ

2017/12/2 00:00 いまトピ編集部 いまトピ編集部




2017年11月30日(木)エイズの予防啓発を呼びかけるイベント「RED RIBBON LIVE 2017」が東京・マイナビBLITZ赤坂にて開催された。


ライブDJ山本シュウさんが中心となり「UPDATE!エイズのイメージを変えよう」という言葉にあわせてエイズやHIVに関しての情報をアップデートしながら様々なタレント・ミュージシャンらがライブとトークを通じて感染予防やHIV検査を受けるよう呼びかけた。



■フレンズLIVE






1組目に登場したのは男女5人混合の神泉系バンド「フレンズ」。

ポップな曲とオーディエンスを巻き込むライブパフォーマンスで大いに会場を盛り上げた。




■山本シュウ、蝶野正洋らが登場


フレンズのライブ後、山本シュウさん、蝶野正洋さん、塩地美澄さんが登壇。

「10年前は”死”の病気だったが今はそうじゃない。」と、クイズ形式でエイズの基礎知識や誤った知識についてトークを繰り広げた。

現在の日本では1日に約4人がHIVに感染しているという事実やそれにも関わらずHIV検査率が0.1%と著しく低いという危機的状況について真剣に話しながらも、「レッドリボン」を「ピンクリボン」といい間違えた塩地さんを山本さんがツッコミ、蝶野さんが「今日、俺、歌うのかと思って来た」とボケたりなど終始、会場は笑いにつつまれていた。



■押尾コータローLIVE




つづいて、2組目に登場したのは「押尾コータロー」。

「シュウさんに言われて毎年検査に行くようになりました。」と話し、爽やかで美しいソロギターの音色で会場を魅了した。




■アダルト業界の面々のトーク




「RED RIBBON LIVE」のHP内でHIV検査の体験レポ動画にも出演している加藤鷹さんをはじめ、紗倉まなさん、蒼井そらさんというアダルト業界の面々やエイズ動向委員会委員長の岩本愛吉さんが登場。

女性の視点からのエイズに関する知識で妊婦さん向けの検査や感染者でも子どもに感染しないようにお産することができるという話などまだあまり知られていない情報でオーディエンスの知識をアップデートさせた。




感染予防に関する話の中で、加藤鷹さんは「コンドームをつけないのは挨拶ができないのと同じ」という言葉でコンドームの重要性を呼びかけた。




■呂布カルマLIVE






3組目のライブは「呂布カルマ」。

「エイズの知識があんまりないのでとりあえず今日は家からヒートテックのコンドームつけてきました。」という言葉で会場を笑わせながらも、クールなサウンドとリリックで会場を彼独自の世界へとひきこんだ。




■元サッカー日本代表の北澤豪らが登場。





松岡修造さんのものまねのこにわ、元サッカー日本代表の北澤豪が登場。

アフリカに渡りサッカーを通じてHIV予防啓発活動を行っている北澤さんは「ただの検診だけだと集まらない」と話し、サッカーをきっかけに人を集めて検診を受けてもらうという。

さらにHIVやエイズに関わる偏見や差別の話しになり、性行為以外の握手、ハグ、キス、鍋、温泉などでウィルスはうつらない、正しい知識をもってそれを周りの人にも知らせるよう訴えかけた。




■BiSLIVE






4組目のライブは「BiS」が登場。

アイドルでありながら激しいサウンドと歌声、ダンスで見ている側も体温が上がってくるのを感じるほどの熱いパフォーマンスをみせた。




■山本シュウから命のメッセージ



最後に登場するGLAYのTERUさんを前に山本シュウさんの命のメッセージ。

「あなたの命はあなただけのものじゃない。いろんな人に命をつないでもらった。つらい時は助けてって言っていいねん。助けてって言っていい権利がある。そんな気持ちでレッドリボン12年続きました。」

と、力強い命のメッセージをオーディエンスや動画配信を見ている人々に語りかけ、最後に出演するTERUさんにタスキを繋げた。




■TERU(GLAY)LIVE







大トリで登場したGLAYのTERUさん。

「12年目ということで、なかなかできないシンプルな形でやりたいと思います。」と話し、ストリングスとピアノ、自身のギターのみの伴奏といういつものバンドとは異なったスタイルで観客の心をグッとつかむ歌声を聴かせた。

最後の曲「あなたといきていく」の演奏前に「一番言いたいこと」として感染の予防がしっかりできてこのイベントの開催が必要なくなることが目標とイベントへの強い気持ちを垣間見せる場面もあった。



■最後に全員集合!



最後に全員が集合。感染予防やHIV検査を受けるよう呼びかけイベントは終了。


このイベントに参加して一番驚いたのは、「HIV検査は全国の保健所で無料・匿名で行うことができる」という事実だ。

今現在まだまだ浸透していない現状が少しでも変わるように一人ひとりが少しずつ小さな行動から始めることが大事なように思う。

東京・渋谷にて以下のHIV無料検査が行われるため行動のきっかけにしてみてはいかがだろうか。


2017年12月3日(日)
1部10:30~12:00、2部14:00~15:30
事前予約制(定員各50名、合計100名)
場所:シブヤ・ネクサス
渋谷区道玄坂 2-9-9 梅原ビル
条件:無料、即日、匿名の検査です
予約:http://www.npo-jhc.com/shibuya-kensa/
電話:03-5259-0255 HIVと人権情報センター


興味を持った方、エイズ・HIVについて心配事があるかたは参加を検討していただきたい。