ときめきメルヘン三部作完結編…「ファンシー絵みやげ」で振り返るメルヘンイラストカード(2/3)
■ ピンクの発色が良すぎる世界
まだ紹介していなかったファンシー絵しおりとファンシー絵はがきに、同じ作者と思われるイラストを見つけることができました。これらは非常に発色の良いピンクのケースになっているのが特徴です。
↑手前のファンシー絵カードと同じ作者がイラストを担当していると思われる、ファンシー絵しおり(左)とファンシー絵はがき(右)。
↑新潟県は佐渡島のファンシー絵しおり。ケースの内側のイラストの密度も最高。しおりのイラストもピンクが多めでかわいく、縁どりの色がそれぞれ違っていてカラフルでときめきます。
このシリーズもいくつか見てみましたが、どこにも作者の表記はありませんでした。このイラストレーターさんを知っている方はご連絡ください。
■ ファンシー絵しおり延長戦
ファンシー絵しおりの流れで、以前に紹介しきれなかったものをここで少し紹介します。
この少女のシェイプのしおりセットは渡辺康子さんのイラストシリーズです。特定の観光地をモチーフとしていないのですが、それぞれの観光地の特徴に合わせたものを販売できる工夫があります。
↑和装の少女が表紙の「ふるさと絵物語」は伝統的な祭りや街並み、宿場町や古都など向けの商品。
↑カントリーガールが表紙の「みどりの牧場物語」は、そのまま牧場のある高原など、観光地として拓かれた山岳地帯周辺で売ることができる。
↑セーラー服の少女が表紙の「海色ロマンス」は、海水浴場やマリーナなどシーサイドリゾート向けの商品。
↑内側にはファンシー絵みやげタッチのイラストが描かれており、それぞれ別のイラストになっている。
続いてこちらは作者不明のしおりです。作者をご存知の方はお知らせください。
↑「花の妖精」。前々回紹介した「花ことば」と同じで裏側には花言葉が書かれている。
↑こちらはサインで「SA」と書かれています。恐らく作者のイニシャルでしょう。「SA」というと鈴木あみ(現・鈴木亜美)のファーストアルバムのタイトルしか連想できない。このアルバムの初回盤のケース内に入っているビーズで手芸するのが夢。