35歳のロリータ美女青木美沙子…白衣でも「全く萌えない」看護師の顔がかっこいい
10月3日(火)に放送された『セブンルール』(フジテレビ系)に、ロリータモデルとして活躍中の青木美沙子(35)が登場。その35歳とは思えないキュートな一面と、「萌え」の欠片も無い「看護師」としての仕事ぶりのギャップで注目を浴びている。
青木美沙子は、2009年に外務省から「カワイイ大使」に任命され、ロリータファッションや日本の「カワイイ文化」を世界に普及する活動をしている人気モデルだ。その一方で、現役の看護師としても活躍している。
35歳と言えば、仕事や子育てに忙しい「大人の女性」世代のど真ん中だが、ロリータモデルとして活躍している時の彼女は「美少女」そのものだ。
そんな彼女が「看護師をしている」と聞くと、美少女アニメから飛び出したようなナース姿を想像してしまう。さすがにコスプレ衣装はないとしても、スカートタイプの白衣を着ているのではないかと思われがちだ。
しかし看護師として働いている時の彼女はまったくの「別の顔」。機能性重視で「スカートは歩きにくい」と簡素なパンツ姿。髪も地味にまとめてメイクも薄い。訪問看護中の映像には、35歳の「凛としたプロの横顔」が映し出された。
その「中途半端さがない」切り替えに、インターネット上でも「かっこいい人だ」、「芯が強くてすてき」という趣旨の賞賛の声が多く見られた。
自身のインスタグラムにアップした番組の告知投稿でも、高齢女性と向き合う「看護師の仕事中」の写真からは真摯な仕事ぶりが伝わってくる。良い意味で目立たず「整った顔立ちだが地味で、仕事のできそうな看護師さん」という印象だ。
一方、海外での「カワイイ文化」普及活動では迷いのない「ロリータぶり」を披露。フリルもリボンもたっぷりトッピングされた甘い装いはアーティスティックですらある。
街での嘲笑や中傷についても「説教される筋合いなんてないですよね」キッパリ言い切り、「偏見に負けず、いくつになってもロリータファッションを ずっと着続けたい」と語った青木美沙子。
35歳という年齢を考えると躊躇しそうな野外での動画でも迷いなく華麗にポーズをとり、実際にかわいらしい。
「男性的にはちょっと引いちゃうファッションだとは思う」と自覚しつつ、年齢の高いロリータファッション愛好家が肩身の狭い思いをしないためにも、年齢を気にせず好きなものを着続ける意思を明確に示した。
もともと、顔立ちが美しいことからモデルの仕事をはじめた青木。モテることや、持ち前のかわいらしさで玉の輿に乗ることを目指すなら、「女子アナ」のような「少しだけガーリーさを残した大人かわいいファッション」に移行することもできた。
しかし彼女は、「看護師」という資格を持つ自立した大人の女性であり、その上で、「好き! 」という気持ちを大切にロリータファッションを普及し続けている。
立ち居振る舞いまでお姫様風に仕上げて振り切ったロリータぶりを見せる「カワイイ大使」の一面と、飾り気のない簡素な装いで真剣に看護師という仕事に向き合う姿。どちらも「人の目を気にしない集中力」という意味では共通している。
「好き! 」に忠実なピュアさと、患者に対し真剣に向き合う生真面目さを持つ青木美沙子。
カトリックの名門女子校『雙葉学園』には、『徳においては純真に 義務においては堅実に』という有名な校訓がある。彼女の二面性は、そんな言葉を思い起こさせる。
(星野小春)