注文して出てきたのはコレ。見た目ミルクコーヒー？一口飲んでみたら甘くておいしい。ほのかに炭酸を感じる…

なんと、コーラとカルピスを合わせた飲み物なんですって。



「マスターが考えたんですか？」と伺うと、「私が考えたわけではなくてこういうのが昔あったと思う」とのこと。

沢山喫茶店に行ったけれど、「キューピット」は初めて。名前を考えた人のセンス、なんだかすごい。



そういえば、東京は新宿区改代町にある「コーヒーハウスオンザコーナー」で、カルピスと○○を合わせた飲み物を飲んだことあるな…と思い出しました。

名前はお店のオリジナルで「ブラック・カルピス」と「ローズ・カルピス」。ブラックは珈琲とカルピス、ローズは薔薇の紅茶とカルピスを合わせたもの。面白いな、と思って注文したのは10年近く前。

日本全国に、“カルピス×○○”という喫茶店オリジナルドリンクがあるのでしょうか？あれば全部試してみたい気がします。

そこで、本家本元「カルピス」のHPに飛んでみたのですが、想像を絶する組み合わせのレシピが並んでいるのです！

・“甘味引き立つ枝豆ジュース”
…！

・“わさびが香るお豆腐ジュース”
…！！

and more…

そこには残念ながら「キューピット」はなかったのですが、もし私が喫茶店を始めるならば、「カルピス×○○」に“キューピット”さながらロマンチックな名前をつけてメニューに加えてみたい…そんな気分になりました。

さらに気になって「キューピット」をちょっと検索してみたら、主に関西の喫茶店で親しまれた飲み物だということがわかりました。今では喫茶店の数が減って「キューピット」を味わえるお店も少なくなってきているみたいですが、それでも関西にはまだまだメニューに残るお店があるようです。

名古屋で飲みたくなったら「ともしび」に行けば味わえますよ。



レモン糖度　80

喫茶ともしび　名古屋市天白区野並1丁目5



次回もお楽しみに。

（文と写真：レモン糖の日々）

《関連コラム》

・【とってお喫茶】魅惑のペアクリームソーダ（連載　第一回）
・【とってお喫茶】喫茶店のマッチ（連載　第二回）
・【とってお喫茶】外観のかわいい喫茶店（連載　第三回）
・【とってお喫茶】喫茶・軽食山百合（連載　第四回）
・【とってお喫茶】50年も営業、紫の扉の忘れがたいほどレトロな純喫茶とは（連載　第五回）
・【とってお喫茶】秘境喫茶！？いくつもの山を越えてたどり着く純喫茶（連載　第六回）
・【とってお喫茶】ファンシーきつねが目印、街のかわいい喫茶店（連載　第七回）
・【とってお喫茶】藤城清治さん風の影絵がかわいい喫茶店、実はマスターが…（連載　第八回）
・【とってお喫茶】名古屋の「イノダコーヒ」。不覚、私も見過ごしていた名古屋の超正統派喫茶店（連載　第九回）
・【とってお喫茶】店先にメリーゴーラウンド！でもそれ以上に違和感満載の店内にドキドキ（連載　第十回）
・【とってお喫茶】戦前から続く6軒長屋の小さな喫茶店（連載　第十一回）
・【とってお喫茶】「まるで山小屋？ここはほんとに岐阜の中心街？」な喫茶店（連載　第十二回）
・廃業したパン屋の奥にある秘密の喫茶店（連載　第十三回）
・かわいいおばあちゃんの手作りサンドウィッチがおいしい喫茶店（連載　第十四回）
・感動的純喫茶が地下に密かに（連載　第十五回）
・不思議な絵の看板の奥に…ママの「好き」がいっぱいの喫茶店（連載　第十六回）
・マトリョーシカにアイヌの木彫り…旅の欠片を見つけに行く喫茶店（連載　第十七回）
・「しなの」号のトレインマークに鈴木悦郎の食器…電車好きで乙女なアナタににおすすめのノスタルジック喫茶店（連載　第十八回）
・昔の恋人が店名の秘密！？ちょっとだけ刺激の欲しいアナタにおすすめの喫茶店（連載　第十九回）
・珈琲駅行の切符（連載　第二十回）