「まるで山小屋?ここはほんとに中心街?」な喫茶店(2/2)
壁に貼られた手作りのメニューがいい。クリームあんみつの絵に惹かれながらも大好物のぜんざいを注文しました。
待っている間店内を堪能。本物のエーデルワイスの押し花が飾られていたり、年代物のピッケルやランプなどがずらりと並ぶ様子に興味津々。煙突がつながったストーブも山小屋の雰囲気を盛り立てます。
なかでも、山の高低差を立体的に表した「クニャマップ」は、自分の家にも飾りたくなるほど興味深いアイテム。常連さんのお話によると、「クニャマップ」を作っていた会社がやめてしまったので、もう手に入らない貴重な地図なんだとか。うーん、ますます欲しくなります。
2000年に建て替えて今のように新しいですが、なんと創業60年!できれば改装前のお店に伺ってみたかったけれど、調度品から十分歴史を感じられました。
一見新しそうな喫茶店なので、ともすると通り過ぎてしまいそうになります。 しかし、よく見ると歴史を重ねた味わい深い看板。なにより、大好きな花「エーデルワイス」という名前に入らずにはいられませんでした。
岐阜駅周辺だけでも山ほど喫茶店があります。
例えばですが、「花の名前の喫茶店には必ず入る」など、自分の中でテーマを決めると喫茶店めぐりもおもしろいかもしれませんね。
レモン糖度 90
エーデルワイス 岐阜県岐阜市徹明通1丁目11
次回もお楽しみに。
(文と写真:レモン糖の日々)
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